郡山40代女性、なりすまし850万円被害 中国の公安職員名乗る電話
31日午前、郡山市の40代女性から「金が戻ると言われたのに戻ってこない」と郡山署に届け出があった。女性は中国の公安職員などを名乗る相手に計850万円をだまし取られており、同署は「なりすまし詐欺」事件として調べている。 同署によると、8月下旬ごろ、女性のスマートフォンに中国の大使館や公安職員を名乗る男女から電話があり、「あなたの名前や身分証明書が詐欺に使われているので、取り調べる必要がある」などと言われ、インターネット通話アプリ「スカイプ」をインストールするよう指示された。 指示に従い、連絡を取り合うと「留置場に入らないようにするためにはお金が必要」などと言われ、女性は指定された口座に市内の金融機関のATMから17回にわたり、計850万円を振り込んだという。 「金は3日以内に戻す」と言われたが戻ってこなかったため、女性が同署に相談し、発覚した。
福島民友新聞