名器ベヒシュタインの音色で節目祝う 20回目の演奏会 福島県南会津町
福島県南会津町の御蔵入交流館にあるピアノの名器ベヒシュタインを町民が弾く20回目の演奏会が17日、交流館で開かれた。節目の回を記念し、町民や児童による合唱団が出演するミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」が上演され、多くの来場者が熱演を見守った。 第1部のミュージカルに出演したのは小学生から大人までの約60人。町出身の声楽家阿部祥子さんが演出・指導し、8月から練習を続けてきた。「ドレミの歌」「エーデルワイス」「一人ぼっちの羊飼い」などおなじみの曲を物語に合わせて歌った。 第2部はベヒシュタインを弾く演奏会。幼稚園児から大人まで54組が、ソロや連弾などで映画音楽やクラシック、ポップスなどを奏でた。 演奏会は有志でつくる若き音楽家を育てる会が2006(平成18)年に手作りで始めた。年1~2回のペースで開催し、これまでに延べ千人以上が出演した。 (会津版)