債権者1万5000名、中国市場向けのアニメショッピングサイト「Masadora」運営のトリプルアートが破産
(株)トリプルアート(TDB企業コード:352011206、資本金501万円、東京都豊島区南池袋2-49-7、代表章俊氏)は、2月22日に東京地裁へ自己破産を申請し、27日に破産手続き開始決定を受けた。 破産管財人には鐘ヶ江洋祐弁護士(長島・大野・常松法律事務所、東京都千代田区丸の内2-7-2)が選任されている。 当社は2014年(平成26年)1月に設立。中国の市場に向け日本のアニメ、コミック、ゲーム、ノベル商品などを扱う中国語のショッピングサイト「Masadora」や日本のポップカルチャーコンテンツを海外顧客に伝えるため、各種メディアを通じた情報発信や海外展示会を行う「MASA ART」を運営。2022年12月期には年売上高約40億3700万円を計上していた。 しかし、2023年8月に前代表が経営から離れる事態となり、経営に混乱が生じ、その後の売り上げが低迷するなど業績が悪化。取引先への支払いが滞っていた。その後、事業譲渡を模索したものの不調に終わり、事業継続を断念した。 負債は債権者約1万5000名に対し約5億円。債権者の多くは中国在住の個人ユーザーとなっている。 当社の破産管財人ウェブサイトはこちら(https://www.masadora-trustee.com)。