BTSへの期待、BLACKPINKカムバック、JYP新人グループ、SMオーディション開催……2025年K-POPシーンの動向
2024年はK-POPの歴史に残る数々の出来事が鮮烈に記憶された1年だった。2025年のK-POPシーンにはどんな足跡が刻まれるのだろうか。現時点で明らかになっている情報をもとに、今年の主なトピックをラインアップしていく。 【写真】BTS J-HOPE、大阪の夜を満喫 HYBEからは、6月までにメンバー全員が除隊予定のBTS。今年は、BTSにとってグループの飛躍を大きく後押しした『花様年華』シリーズの始動10周年でもある。何か大きな動きを見せてくれるのではないかと期待をしてしまう。さらに、HYBE JAPANの傘下レーベルからは&TEAMに続く新しい日本現地化新人アーティストの発表を控えているほか、HYBE LATIN AMERICA初のアーティストとしてK-POPシステムを導入してプロデュースするグループのデビューも控えている(※1)。昨年もHYBE MUSIC GROUPレーベルのPLEDIS EntertainmentからTWSが、BELIFT LABからILLITがデビューしてチャートを席巻しただけに、今年デビュー予定の新人グループも耳目を広く集めるだろう。 新人のデビューが待ち望まれるのはHYBEだけではない。JYP Entertainmentからは、昨年デビューしたNEXZに続いてボーイズグループ・KickFlipが1月20日にデビュー予定だ。メンバーには日本人2名も含まれており、多国籍グループとしての活躍が見込まれる。
SM ENTERTAINMENT、YG Entertainment……2025年の動向とは
SM ENTERTAINMENTは、今年創立30周年記念プロジェクトを本格始動させる。1月11日からは韓国を皮切りに『SMTOWN LIVE 2025』を開催。5月にメキシコとアメリカ、6月にイギリス、8月には日本での公演を控えている。 そのほか、同社は大規模なグローバルオーディション『2025 SM GLOBAL AUDITION』を行っている。1月から2月にかけて韓国7都市と中国4都市、3月に日本4都市、5月にはアメリカとカナダ、計5カ国17都市でグローバルK-POPアーティストを目指す才能を発掘/育成する予定だ。 YG Entertainmentからは、2022年の『BORN PINK』リリースを最後にメンバー個々での活動に専念してきたBLACKPINKが今年待望のカムバックを果たす。JENNIE、JISOO、LISAがそれぞれ自主レーベルの設立を、ROSÉがTHE BLACK LABELへの移籍を発表して以降、個人活動は独立して行ってきたが、BLACKPINKとしては2023年12月に全員がYG Entertainmentとの契約を更新し、希望の光を灯してくれた。同社のヤン・ヒョンソク統括プロデューサーによれば、今年は彼女たちのワールドツアーも行われるといい、詳細情報の解禁が待ち遠しい。 このほかにも、1月13日には2021年の事務所との契約終了後から活動を停止していたGFRIENDが10周年を記念したスペシャルアルバム『Season of Memories』で、1月20日にはGOT7がミニアルバム『WINTER HEPTAGON』でカムバックを果たすことが決まっており、K-POPの第3世代を牽引してきたグループの本格再始動にも熱い視線が注がれている。まだまだ多くのビッグニュースが舞い込みそうなK-POPシーン。今年も見逃し厳禁だ。 ※1:https://realsound.jp/2024/08/post-1736906.html
風間珠妃