70代の両親に新NISAで教育資金を積み立てていると言ったら「投資は危険」「学資保険一択だ」と言われました。納得してもらうにはなんて説明すればいいですか?
学資保険と新NISAのつみたて投資枠のアプローチの違い
学資保険と新NISAのつみたて投資枠は、それぞれ教育資金の準備において異なるアプローチを提供します。親を説得するときには、次のような点を根気よく説明するとよいでしょう。 ◆学資保険 子どもの教育資金に関してリスクを最小限に抑えたいと考える保護者向きです。保険の仕組みにより、投資よりも保障を重視する形で安心を求めています。なお、満期時に受け取る金額は変わらないので、インフレになると実質的には価値が目減りするリスクがあります。 ◆新NISAのつみたて投資枠 長期的な視野で資産を成長させ、より大きな教育資金を確保したいと考えている保護者に向いています。市場の変動を受け入れつつも、時間を味方につけることでリスクが管理しやすくなっています。また、インフレに対しては、金額が増えれば資産の目減りは最小化可能です。 結局のところ、どちらの選択肢を選ぶかは、家庭ごとのリスク許容度や資金計画に基づいて決定されます。保障と安定を重視するか、あるいは長期的な資産成長を目指すかによって、選択は大きく異なります。
新NISAのつみたて投資枠の利点を丁寧に説明しましょう
新しい制度を親に納得してもらうのは大変ですが、新NISAのつみたて投資枠の特徴を丁寧に説明してみましょう。 可能性の話にはなりますが、今後、インフレ傾向が続いても、金額が増えることで資産の目減りが少なくて済むのが新NISAのつみたて投資枠の利点です。この点を強調すると納得してもらいやすいでしょう。 出典 金融庁 新しいNISA 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部