サンドウィッチマン&なすなかにし「サンドウィッチマンと最高のシメ」インタビュー
CBCテレビでは、10月5日にサンドウィッチマンがMCを務める「サンドウィッチマンと最高のシメ~人生最後に何をする?~」(午後3:30)を全国にて放送。ゲストのなすなかにし・中西茂樹は、相方の那須晃行のためにあるものを作り、FRUITS ZIPPERの櫻井優衣は思い出の味を再現するために奔走する。そして、芸能人ではない一般の人にも「最後の1日に何をするか」を聞き、それを実現させた。この番組では、そんな「人生の最後に本気でしたいこと」を徹底的にサポートし、それがかなった瞬間を伝えていく。 同番組の収録後に、MCのサンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)とゲストのなすなかにしにインタビュー。番組の魅力やスペシャルの見どころを聞いた。
――収録の中で特に印象に残ったエピソードをお聞かせください。 伊達 「なすなかにしですね。昔から知ってはいましたが、那須くんが病気をされてからずっと気になっていて。今はこういうこともできるんだと。芸達者ですね」 富澤 「お父さんが亡くなって、娘さんとお母さんがお父さんのルーツを探るエピソードはすごく印象に残りました」 中西 「FRUITS ZIPPERのお若い方が人生最後を考えていた時は、年代によって考えることも変わってくるんだなと思いましたし、すごく勉強になりました」
――なすなかにしのお二人は、那須さんがご病気されて、コンビの関係性に変化はありましたか? 中西 「那須くんがお休みした時に、自分が一人になってから、今まで那須くんがやっていた仕事も始めましたが、やってみて『こんな大変なことを今までやってもらってたんや』と。これからは、自分も何かできることをもっとやって、彼の負担を減らしてあげたいなと思いました」 那須 「ずっと仲が良くてコンビでいるのが当たり前でしたが、倒れてから当たり前ではないなと気付き、存在が大事なんだなとよく分かりました」 ――サンドウィッチマンさんは、人生最後の日に向かってコンビとして今後どうなっていきたいですか? 伊達 「富澤も、余命いくばくもないので(笑)」 富澤 「なんでなんだよ!」 伊達 「田舎から2人で上京してきて、ある程度夢はかないました。最近は、余生の話をしています。もともと、50歳ぐらいまで芸能生活を頑張って、あとは遊びに行きたいねと話していました。仕事の需要がなくなってから辞めるより、あるうちに辞めたいです」 富澤 「55歳ぐらいに延びましたね。まだ需要もあるので(笑)」 ――人生最後の日を想像したことがありますか? 伊達 「3年ぐらい前にがんになり、ステージ1で寛解(かんかい)していますが、その病名を言われた時は少し考えましたね。でも治ったので良かったです」 富澤 「40代くらいから芸能人の先輩が亡くなったりすると、毎日死ぬことは考えますよね。だから遺言の書き方とか調べたことはあります」 那須 「脳梗塞になって、最初は言語とかも下手くそやったんですけど、やっぱり相方がいるので、『辞めないといけない』と思ったことはなかったです。相方が存在したからだと思います」 中西 「行動に移す時に、『これをやらんかったら死ぬ』とすぐ考えるタイプなので、毎日人生最後と思いながら生きています。ささいなことから人生最後を考えることによって、それがエネルギーになったりもしますね」