韓国・会社員の6割、職場で“静かな休暇”を経験
【12月09日 KOREA WAVE】韓国の大手就職ポータルサイト「インクルート」が会社員851人を対象に実施した調査(10月31日~11月7日)で56.3%が、通常勤務日でありながら仕事をしているふりをしつつ個人の用事を済ませる「静かな休暇」の経験があると回答した。この現象は最低限の業務だけをこなす「静かな退職」に続くトレンドとして注目されている。 特に在宅勤務する会社員の70%が「静かな休暇」を経験しており、オフィス勤務の会社員でも52.9%が同様の行為を認めている。 静かな休暇の具体例としては▽45.9%が「YouTube視聴や昼寝など休息」▽35.1%が「銀行や病院などでの用事」▽32.4%が「読書や運動などの趣味」▽22.3%が「国内外旅行」――を挙げた。 また、静かな休暇を円滑に進めるための工夫では、「オンラインでの業務ツールの接続状態維持」が56.6%で最も多く、次いで「メッセンジャーの通知を気にする」が51.6%を占めた。 この行為に否定的な会社員は47%に上り、肯定的な見解を示したのは33.1%にとどまった。また、公企業や公共機関では大企業や中小企業より肯定的に受け止められる傾向が見られた。 調査の結果、全体の53.9%は「静かな休暇」が会社の生産性に影響を与えると答えており、企業文化における新たな課題として浮上している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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