2024年はデニム製ディッキーズが流行る!? ブランド公式に聞いた最新トレンドと新作の魅力
オーシャンズ世代の頼れるブランドのひとつ、ディッキーズ。 定番の874パンツ以外も大豊作だった昨年に続き、今年はどんな新作が飛び出すやら。 ▶︎すべての写真を見る
プロダクト担当の奥村洋介さんに、2024年のディッキーズトレンドを予測してもらおう。
トレンド① 無骨さを緩和する白&淡色に注目を
「昨年から少しずつ白や淡色のアイテムに注目が集まるようになりました。2024年の春夏は、さらに人気が高まる予感がしています」。 ディッキーズといえば、これまでに874をさまざまなカラーで発表してきた。中でもビビッドなレッドやグリーンは印象深い。それとは一線を画す淡いカラーの874とは新鮮である。
「ブラックやカーキ、ネイビーといった定番カラーをお持ちの方は、2本目、3本目として白や淡色の874で、遊びを入れてみてはいかがでしょう」。 特にラベンダー調のカラーの874は、長年プロダクト担当を務める奥村さんも「記憶にない」と語る、珍しい新色だ。白はほのかにグレーがかっており、いわゆる“白パン”にハードルの高さを感じる大人でも挑戦しやすそうだ。 しかも、これらのカラーが採用されるのは874だけではない。
「アイゼンハワージャケットも同色が展開予定です。こちらも型としては定番ですが、色に変化が加わることで新たな気分で楽しんでいただけると思います。春らしさを演出するのにも有効ですよ」。 ワークウェアは武骨というイメージがあるが、こちらはなんともクリーンな雰囲気だ。
トレンド② “TCツイル以外”のダック素材が台頭!?
ディッキーズといえば、TCツイル素材がお馴染みだ。ブランドの名を広めるのに大いに貢献した素材だが、今年は“それ以外”に注目して欲しいと奥村さんはいう。 「ワークウェアにはTCツイル以外にも定番と呼ばれる素材がまだまだあります。今年はダック素材のアイテムもおすすめです」。
太いコットン糸を密に織り込むことでタフネスさを実現させたダック地はワークウェアに欠かせない。身に付けるほどに体へ馴染んでいき、独自の経年変化も楽しめる。ディッキーズでも過去何度も採用してきた素材だが、TCツイルの印象が強烈過ぎたため、イマイチ目立ってはこなかったよう。 今季はダック素材を使ったアイテムが特に豊富にラインナップする。