AKB48を卒業する岡部麟がファースト写真集 『エスカルゴ』を発売!「ファンには『1週間くらいショックだった』と言われました(笑)」
――どういうことですか? 岡部 やっぱり自分の力だけで仕事が決まったとか勘違いしちゃうこともあるんですよ。私の名前+グループの力だったんだっていうのをすごく実感してます。だからこそ、卒業後は大丈夫かなって不安もあるんですけど、そこは卒業生と会ってどんな生活をしているか聞いたりしてます。 ――AKB48のこれからについて思うことはありますか? 岡部 まだ選抜に入ってない同期のコに頑張ってほしいです。前と違って、選抜に姉妹グループのコは入らないし、チャンスは広がってると思うんですよ。だから諦めないでほしい。選抜に入れる実力も人気もあるし、若手に負けるなって思います。 ――こんなグループであってほしいってあります? 岡部 今は、流行りに乗ろうとしているのがすごく伝わってきて。でも私としてはAKB48らしさというか、独自の路線でやってるのが面白かったんですよね。選抜に入るメンバーをじゃんけんで決めるとか、上へ行くのにいろんなルートがあるのがAKB48の面白さだと思うんです。ほかを追いかけるんじゃなくて、AKB48はAKB48としてあってほしい。 ――卒業後はどんな道へ進もうと考えていますか? 岡部 やりたいことがたくさんあるんです。絵を描いたり、陶芸だったり、アーティスト的な活動とか。あと最近すごく思うのは、グループを卒業してまた歌をやるのもありじゃないかなと。ソロかユニットかわからないけど、活動したいなと思ったり。ほかにもデザインとかのお仕事は、別に岡部麟という名前が出なくてもやってみたいと思うし、芸能に限らずいろんなことをやりたいです。女優が軸ではあるんですけど。 ――なんでしょうね、木梨憲武さんみたいな? 岡部 そうかもしれないです。とんねるずさんは好きなので、バラエティも出てみたいですし。表現者というか、ジャンルを絞らずにいろいろ手を出してみたいです。 ■岡部 麟(Rin OKABE)1996年11月7日生まれ 茨城県出身 身長 159㎝〇2014年にAKB48 チーム8のメンバーとして活動を開始。17年、AKB48の50thシングル『11月のアンクレット』で表題曲選抜メンバーに初選出される。同年12月にチームAとの兼任が発表され、チームAキャプテンに就任。20年12月よりホリプロに所属。23年11月7日にAKB48を卒業することを発表。最終活動日は24年4月上旬を予定。また、18年より「いばらき大使」を務める。イラストが得意。昨年上演された舞台『鋼の錬金術師』ではヒロインのウィンリィ・ロックベル役を、ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』ではウェンディ役を演じるなど、俳優としても活躍中。舞台『鋼の錬金術師』の第2弾は2024年6月8日(土)~16日(日)に東京・日本青年館ホールで、29日(土)、30日(日)に大阪・Skyシアター MBSで上演予定。公式X【@Berin_official】公式Instagram【@beristagram_1107】 取材・文/関根弘康 撮影/中村和孝