長浜プール児童死亡事故 児童クラブの元園長が起訴内容を認める
去年7月、長浜市内のプールで、当時小学1年の男子児童が、放課後児童クラブの活動中に死亡した事故で、業務上過失致死の罪に問われている児童クラブの元園長の初公判が、大津地裁で開かれました。元園長は、起訴内容を認めましました。 業務上過失致死の罪に問われているのは、長浜市の放課後児童クラブの元園長・50歳です。 起訴状などによりますと、被告は児童クラブの園長だった去年7月、長浜市内のプールで引率してきた児童が溺れる危険性があると予想できたにも関わらず、児童が身長を超えるプールに入るのを防ぐといった注意を怠り、当時6歳で小学1年の田中大翔さんを死亡させたとされています。 20日の初公判で、元園長は「間違いありません」と起訴内容を認めました。 一方、検察側はプール活動のマニュアルを策定していなかったことや、毎年同じ施設を利用していたことなどを理由に児童それぞれの、泳ぐ力の確認や、職員の役割分担を決めずに活動を実施していたと指摘。田中さんの両親は「悲しみ苦しみは消えません。厳罰を望みます」と話していることが述べられました。地裁外観次回の公判は、来月10日・火曜日に行われる予定です。
びわ湖放送