槌屋、紙すきの抄造事業譲り受け 自動車部品の小嶋工業から 新規事業育成へ軽量化工具などに技術応用
自動車の印刷製品や工業用テープなど化成品の総合商社、槌屋(本社名古屋市)は10月1日付で、紙すきの技術である抄造(しょうぞう)工法を用いて工具などを製造する「メタプラ事業」を、自動車用マフラーの曲げ加工などを手掛ける小嶋工業(本社愛知県幸田町)から譲り受ける。同事業は、金属と同等の強度を持ちながら、重量を3分1に抑えた工具などを製造できる。槌屋は小嶋工業から、人員や設備を引き継ぎ、新規事業の一つとして育成を進める。