「もう要らない」狩猟期間の終了後に棄てられるパートナーの猟犬 幸せ目指すあなたを応援するよ
ひたむきさから他のワンコに吠えることも
人間への忠誠心も十分。散歩の際はリードを引っ張ることはなく、人間の歩調にしっかり合わせて歩いてくれます。おやつなどをもらううれしい場面でも、ハイテンションになることもなく遠慮気味、後ろ足で立ち、そっとうれしさをアピールしてくれるお利口さんでした。 家の前を通る小型犬や野良猫などには激しく吠えて威嚇したり、散歩中にもすれ違うワンコに激しく興奮して吠えることもありますが、そこは狩猟犬の血のように感じます。改めてテナーのひたむきな性格を感じとる、預かりボランティアさんでした。
「今度こそ」の本当の家族と結ばれて欲しい
外耳炎は現在も治療中で、もう少し時間がかかりそうです。また猟犬という特性から「どうしても吠えなければいけない」といった場面でのテナーの声はとても大きいものです。 しかしこの程度のクセはどんなワンコにもあるもの。ここまでのお利口さんなら、幸せへと導いてくれる里親さんとのマッチングもそう遠くはなさそうです。 かつて元飼い主から捨てられ、檻の中でギュウギュウに押し込められていたテナー。近い将来、ここまでひたむきで忠実なテナーが本当の家族と結ばれることを心から願うばかりです。 (まいどなニュース特約・松田 義人)
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