朝鮮ホテルアンドリゾート、ロッテホテルアンドリゾート提供(c)news1

【01月18日 KOREA WAVE】韓国のホテル業界が寝具、キムチ、酒、PB事業に参入するなど、事業ポートフォリオの多角化に力を入れている。 朝鮮（チョソン）ホテルは今後、バー（BAR）事業とPB事業への進出を検討している。これと関連して朝鮮ホテルアンドリゾートは最近「ブーストバー」と「朝鮮テイストアンドスタイル」商標を出願した。 ブーストバーは指定商品として▽バーサービス業▽居酒屋業▽ワインバー業▽カクテルラウンジサービス業――などがある。 朝鮮ホテル関係者は「今後ホテル飲食店ブランド検討過程の中で商標権の事前確保のために出願した」と説明した。 朝鮮テイスト＆スタイルは家具などをはじめ飲食料、雑貨類、キッチン用品など広い商品群が指定商品に分類され、朝鮮ホテルがPB事業に参入したという観測が出ている。 朝鮮ホテルアンドリゾートは2022年にキムチ事業、2011年にホテル業界で初めて寝具類事業に進出し、事業多角化を図った。 特に朝鮮ホテルアンドリゾートの寝具ブランド「ザ朝鮮ホテル」の売り上げは新型コロナウイルス感染の拡大期間から現在まで毎年2桁の成長を続けている。2023年、朝鮮ホテル寝具の売り上げ伸び率は前年比36％増加した。朝鮮ホテルのキムチ売り上げ伸び率は同期間42％上昇した。 ロッテホテルとウォーカーヒルもキムチ市場攻略を通じて「プレミアムキムチ」需要の取り込に乗り出した状況だ。 ロッテホテルは昨年8月中旬、キムチ事業に参入しし、5カ月で累積販売数約2万袋を達成した。ロッテホテルは白菜キムチ、青ネギキムチ、チョンガクキムチなどキムチラインナップを拡大している。 ウォーカーヒルキムチは1989年、ホテル内に397平方メートル（120坪）規模のキムチ研究所を作り、1990年代半ばに販売を開始した。プレミアム製品「スペックス」とより大衆的な「ウォーカーヒルホテルキムチ」を販売している。 （c）KOREA WAVE/AFPBB News