「1分で切れる曲探し」はボディビル×オタクの至高の楽しみ フリーポーズは“好き”を掛け合わせた作品【若き関西の雄・檜皮哲希#3】
トップビルダーへの道を進む檜皮哲希(20歳/兵庫県出身)の歩みを追ってきた今回のインタビュー。第3回は、「ラブライブ!」を愛するという彼の“オタ活”についても聞いてみた。その“好き”は、ボディビルとのシナジー効果を生み出すものであった。 【トレーニング動画】推しと共に押す、檜皮哲希の育乳トレ3種目
憧れはボディビルの獣
――前回のインタビューで、ジュラシックカップで得た賞金15万円は、オタ活にも使ったと話していました。 「はい。自分が好きなのは『ラブライブ!』という作品でして、いま着ているTシャツは近江彼方ちゃんというキャラクターのものなんですけど、優木せつ菜ちゃんや、μ's(ミューズ ※作品内に登場するスクールアイドルグループ)で言うと小泉花陽ちゃんや南ことりちゃんが好きです。ジムに来るときはこの子たちの曲を聴いて、気合いを入れてトレーニングするのがルーティンになっています」 ――せっかくなので、それぞれの推しポイントを教えてください! 「いいんですか? 優木せつ菜ちゃんは、好きなことにとても情熱的で、ボディビル可能な性格なのがとても好きです。曲の歌詞も情熱的なところが多く、たまに私のようにオタクが出るところも推しポイントです。小泉花陽ちゃんは、とにかく可愛いという言葉が似合う子で。作中で口癖となっていてコールアンドレスポンスにもなってる『ダレカタスケテー』という言葉を放った暁には、それは屈強な男が助けにくることでしょう。近江彼方ちゃんは、私の女性の好みを具現化したようなキャラクターです。ビジュアルもそうですが、母性を感じるキャラクターで、お料理も得意なので、減量明け1発目のご飯は、彼方ちゃんにつくってもらうように毎年お願いしています」 ――…あ、ありがとうございます!ボディビルの話に戻しますね(笑)。アニメやアイドルの楽曲を、フリーポーズにチョイスする選手も多いですよね。 「それはもちろん考えています。去年のジュラシックカップでも、本当は優木せつ菜ちゃんの曲にしようと思っていたんです。でも、学園祭用につくった『The Final Countdown』(Europe)をBGMにしたフリーポーズの出来が個人的にめちゃくちゃ良すぎて。せっかくなら大会で披露したいなと思い、優木せつ菜ちゃんはいったん置いておくことにしました」 ――『The Final Countdown』は、昨年の日本選手権で木澤大祐選手が使用したのを含め、多くの選手が使用する名曲です。 「そうですね。相澤隼人選手や、海外だとテレンス・ラフィン選手のフリーポーズもけっこう見ていたので参考にしつつ、自分の要素を入れつつという感じにしました」