安達祐実 体当たり演技は「緊張したり恥ずかしかったり」
宮木あや子のベストセラー小説『花宵道中』(11月8日公開)のヒット祈願を9月1日、遊女には最も縁のある地・吉原神社で行われ、主人公・朝霧を演じた女優・安達祐実、大注目の俳優・淵上泰史、さらに本作の豊島圭介監督が出席した。雨のなか人力車に乗り、着物姿で登場した安達祐実は、淵上泰史、豊島圭介監督と境内を神妙な面持ちでゆっくりと歩き、拝殿に向って一礼した。祈祷は約10分間続き、ヒット祈願した。 遊女を演じる安達祐実が体当たり演技が話題の『花宵道中』 20年振りの映画で主演する安達は「映画自体は何年ぶりというわけではないですけど、主演でやらせていただくのは二十年ぶりです。久々に主演の人って大変なんだなと思いながら撮影していました」とコメント。また、本作では、ヌードシーンを演じるなど体当たりシーンも。「体を張って頑張ってみました。ヌードになるというのは初めての経験でしたし、現場でもたくさんの人たちのいるなかでやっているので、緊張したり恥ずかしくなったりしながら撮ってました」と振り返った。 子役としての印象が強い安達だが、「長年、どうしても子供の頃のイメージを引きずって生きてきたので、そろそろここで一回壊して次のステップに進みたいという気持ちもありますし、お芝居の方向性としてもこれまでとちょっと違うアプローチで演じてみた。出来上がった作品を観て、ほぼ目指してた方向に近づけているのではと思っています」と、本作品の仕上がりに満足した様子。豊島圭介監督も「世間的に安達祐実という女優は芝居が上手だとみなさん知っていますが、ただ上手なんじゃなくてこの映画を観たお客さんたちが『安達祐実って凄い女優だね』となってほしい。全編通してそんな凄い安達さんが見れると思います」と太鼓判を押していた。
■公開情報 『花宵道中』 原作:宮木あや子「花宵道中」(新潮文庫刊) 監督:豊島圭介 脚本:鴨 義信 製作:東映ビデオ 配給・宣伝:東京テアトル (C)2014 東映ビデオ