【山形】年の瀬へ「切さんしょ」づくり
YTS山形テレビ
鶴岡市で、年の瀬に欠かせない縁起物の和菓子「切さんしょ」作りが盛んに行われています。 もち米に黒糖と山椒の粉を練り込んで作る「切さんしょ」は、明治時代鶴岡市の菓子職人が東京・浅草で買い求めたお菓子をヒントに考案されました。 山椒は、その強い香りが魔除けとなり、また、一度にたくさんの実を付けることから子孫繁栄につながる縁起物とされています。 鶴岡市の菓子店木村屋では、11月中旬から製造が始まっていて、職人たちが生地を細かく切っては次々と袋に詰めていました。 【木村屋 吉野真商品管理係長】「切さんしょの時期が始まりますとやはり冬の始まりをとても感じる。今年の邪気を払い来年に良きことあれということで山椒の爽やかな香りと共に召し上がっていただければと思う」 「切さんしょ」は12月中旬まで販売されます。