ミサを終え、セント・ポール大聖堂を後にするハリー王子。（ロンドン、2024年5月8日）photography: Abaca

5月11日の『サンデー・タイムズ』が報じたところによると、最近のロンドン滞在中、ハリー王子は王室メンバーとの会合を一切持たず、ホテルの客室に居たとされている。 【写真】メーガン夫人が主役？微妙な立ち位置を物語る、ハリー王子夫妻の新しいポートレート 一部のタブロイド紙によると、チャールズ3世はまたしてもハリー王子を 「鼻つまみ者」にしたようだ。 5月7日、ハリー王子のオフィスは、「国王の多忙なスケジュール」を理由に、ハリー王子がロンドン滞在中に父親と会うことはないと明らかにした。実際には、国王は「三日間の滞在中にロンドン内の王室が所有する邸宅に滞在することを提案した」という。これは、ハリー王子が滞在中、王室の施設に滞在したいというリクエストに応えたものだ。しかし、メーガン夫人の夫はチャールズ3世の招待を断ることになったと『サンデー・タイムズ』紙が5月11日に明らかにした。彼は王室の邸宅よりもホテルの一室の方が快適だったようだ。

ハリー王子は「傷ついた」

英国の日刊紙によると、国王と王子に近い人たちは、出来事について 「異なる見解」を持っているという。ハリー王子の友人たちによると、ハリー王子はロンドン滞在中に父親に会いたいと事前に申し出ていたという。ハリー王子は毎回イギリス訪問の際、到着の28日前に国王と英国内務省に通知する必要がある。これにより、彼ら王子の安全を確保するためのチームを組むことができるからだ。ハリー王子に親しい人物は、これにより国王との面会を予定する時間の余裕が与えられたはずだと指摘した。「ハリー王子の要請が聞き入れられなかったとは考えられませんが、たとえ要請がなかったとしても、国王は息子との面会を求めることができたはずです。ハリー王子が来ることは誰もが知っていたのですから」と彼は言う。また、王室メンバーとの面会が実現しなかったことは、ハリー王子を深く「傷つけた」と彼の友人たちは述べた。「彼らが会わなかったことに非常に驚いています。私はふたりが会うと思っていました。ハリー王子がいつロンドンに戻ってくるかわかりませんから」と友人のひとりは述べた。 しかし、チャールズ3世に近い情報源によれば、ハリー王子は父親に会いたいとは要求せず、また、チャールズ3世はハリー王子を「インヴィクタス・ゲーム」10周年を記念したセント・ポール大聖堂でのミサに招待していなかったという。その後、ハリー王子は、数日間滞在するナイジェリアへと出発した。