石川・穴水町の仮設住宅団地の近くで足湯のボランティア…住民「ぽかぽかになった」と笑顔
石川県穴水町の仮設住宅団地に隣接する交流拠点「ボラまち亭」で1日、ボランティアらが住民に足湯を提供するなどし、住民らは憩いの時間を過ごした。
ボラまち亭は、NPO法人「レスキュー ストックヤード」(名古屋市)が運営。この日は、ボランティアら10人が次々と訪れる住人と交流し、「困りごとはないですか」「仮設は狭いけど、少しずつ慣れてきたよ」などと語らいながら、足湯に入る介助をしたり、手をマッサージしたりした。
1年前の地震で自宅が全壊し、仮設団地で暮らす女性(72)は「足湯で体がぽかぽかになった」と笑顔を見せ、「昨年の元日を思い出してしまって、怖い気持ちがあった。ここに来るとたくさん人がおって安心する」と話した。
ボランティアの愛知県清須市の大学3年生(21)は「楽しんでもらえたようで安心した。私が知らない時代の話なども聞かせてくれ、こちらも楽しくなった」と語った。