“朝カレー”がじわじわブーム。新宿で朝から人気の「モーニングカレー」4選
大きなお皿にご飯が平らに盛られ、その上にひき肉と玉ねぎがメインのドライカレーが乗せられています。さっそく口にしてみると、一口目は野菜の甘味をダイレクトに感じられますが、食べ進めるごとに優しいスパイス感が広がります。見た目よりもあっさりとした味で、朝カレーにバッチリ。他方、少し硬めのライスは、噛み締めるたびに糖分を感じられます。 絶妙なバランスでペロッといける「ドライカレー」ですが、さらに自慢のコーヒーもセットになり税込990円は、かなりのお値打ちです。新宿駅からは少々離れる新宿センタービルですが、「新宿名物のドライカレー」もまた朝にこそ食べてほしい一食だと思いました。
●SHOP INFO 店名:カフェ・ハイチ 新宿センタービル店 住:東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル MB1F TEL:03-3342-3674 営:月~金8:00~21:00(L.O.20:30)、土・日・祝11:00~20:00(L.O.19:30) 休:なし
新宿朝カレー文化を浸透させたお店!『カレーショップC&C 新線新宿店』
最後は、京王新線の駅構内に店を構える『カレーショップC&C新線新宿店』で朝カレーをいただきます。『カレーショップC&C』は、京王電鉄のグループ会社が運営しており、かつては新宿西口の「思い出横丁」の一角に店がありました。まだ今ほど24時間営業の店がなかった昭和の時代に、24時間営業などを実施。昭和の時代に青春時代をおくる人たちに対し、昼夜問わず絶品カレーを提供してきたことから「新宿のソウルフードだ」という人もいるほどです。 そんな『カレーショップC&C』は、新宿界隈に3店舗を展開しており、その一つが新線新宿店。特に朝方は通勤などで人の往来が激しい場所に展開しています。今回は、平日の7時~11時まで実施される朝カレーのうち「朝カレーB」をオーダーしました。
『カレーショップC&C』は、新宿以外にもいくつかの店があり、その多くが朝カレーを実施していますが、微妙に内容が異なります。新線新宿店の「朝カレーB」は、デフォルトのカレーの上にソーセージと温玉が乗っています。サーブされてすぐにいただきましたが、昭和の時代から変わらぬ薄茶色のカレールーは、甘さと辛さがまろやかで、その奥から複雑なスパイスを感じる独特の味わい。これがやけにクセになる味で、まさしく「新宿の味」と言うべき個性派です。 このカレールーを温玉がさらにまろやかにしてくれるわけですが、これと一緒にいただくソーセージとの相性もバッチリ。独特なカレーでありながらも、このようにどんなトッピングにも合うのが『C&C』の魅力。朝から軽くいただきたいとき、あるいは昼夜にガッツリいただきたいとき双方でトッピングで変化をつけていただくのが良いように思いました。