兵庫県警察本部＝神戸市中央区

　酒を飲んでバイクを運転したとして、兵庫県警は２５日、阪神地域の警察署で生活安全部門に勤務する３０代の男性巡査部長を懲戒処分とし、酒気帯び運転容疑で書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。 【写真】駐車禁止場所に覆面パトカー、車内で県警交通機動隊員がルール守らず食事「同僚の目が気になり…」 　捜査関係者によると、巡査部長は７月１６日夜、酒を飲んだ状態でバイクを運転し、明石市松が丘２の県道交差点で回送中の路線バスに追突した疑いが持たれている。 　バスの運転手にけがはなかったが、巡査部長は外傷性くも膜下出血などの重傷を負って入院。その後の県警の調べで、巡査部長の血液から基準値を超えるアルコールが検出され、事故当日の勤務後に同僚と飲酒していたことが判明した。 　巡査部長は同僚と別れた後、電車で帰路に就き、自宅への最寄り駅からバイクを運転して事故を起こしたとされ、県警の調べに「（事故の前後について）よく覚えていない」などと話した。同僚は、巡査部長がバイクで帰宅することを知らなかったという。