島地小が開校150年記念式典 後世へ歴史を紡ぐ【山口】
島地小(吉松英樹校長、16人)の開校150周年記念式典は2日、同校体育館で開かれ、児童と教職員、保護者、OBら合わせて80人が節目を祝い、歴史を紡ぎ続けることを誓った。 同校は1874年7月2日に開校。1947年に島地村立島地小に改称し、55年の徳地町制施行により、町立となった。2005年の市町合併で市立となり、今年4月に昨年度閉校した串小と合併した。これまで3701人が卒業している。 式典では、吉松校長が「児童の教育に献身した歴代校長、教員と何より島地に熱い思いを持った地域の方々の支えでこの日を迎えることができた」とあいさつ。来賓を代表し伊藤和貴市長は「歴史ある風土を基盤に、将来を担う子どもたちのため地域、家庭、学校が一体となって教育を行う島地小の未来は輝かしいと確信している」と祝辞を贈った。 全校児童ら18人がステージに登壇し、同校の魅力について「地域の人に明るくあいさつできる」「生き物学習がたくさんできる」などと伝えた。 土井悠生君(6年)は「多くの人が関わって150年の歴史があって誇りに思う。これからも続いてほしい」と話していた。1955年の卒業生で記念行事推進委員会の雪野洋輔会長は「少子化が進むが、地域一体で今後も児童を支えていきたい」と語った。