補助金などの不正受給を行い行政処分を受けた認定こども園 山形市が男性園長を詐欺罪で告訴
山形放送
補助金などの不正受給や園児への性的虐待を行っていたとして行政処分を受けた山形市内にある認定こども園について、山形市は13日、不正受給の手口などが悪質だとして男性園長を詐欺罪で警察に告訴しました。 この問題は、山形市の学校法人「栴檀学園」が運営する認定こども園「南光幼稚園」が職員の人員配置を偽り、市からの補助金と給付金合わせて3700万円を不正に受け取ったなどして、新たな入園者の受け入れを10月末まで1年間停止する行政処分を受けたものです。 この認定こども園は不正受給した全額をことし1月に山形市に返還しています。しかし、市は不正受給した期間が2019年度から2022年度にかけての長期に及ぶこと、また、不正受給した額が大きく、何度も虚偽の申請を行ったことが悪質だとして、13日、園を運営する学校法人の理事長兼園長の男性を詐欺罪で山形警察署に告訴しました。 警察は市からの告訴状を受理し、捜査を進める方針です。一方で、この認定こども園では理事長兼園長の男性が複数の園児に性的虐待を行ったことでも行政処分を受けていて、来年2月まで休園する届け出を市に提出しています。