『ドラゴンボール改』番組サムネイル

　作者が同じ鳥山明氏ということで、アニメ「ドラゴンボール」や「ドラゴンボール超」に「Dr.スランプ アラレちゃん」のキャラクターたちが登場したことがあるというのは有名だが、実は「ドラゴンボール改」に人気RPG「ドラゴンクエスト」風のキャラクターがカメオ出演していたのをご存知だろうか。 【映像】ドラクエVのビアンカ？が登場した瞬間（13分29秒ごろ～） --文中リンク-- 　魔人ブウ編でその姿が確認されたのは、ドラクエシリーズの中でも屈指の人気を誇る「ドラゴンクエストV　天空の花嫁」のヒロインのひとり、“ビアンカ風”の女性だ。この女性は魔人ブウ（CV：塩屋浩三）が都会に降り立った際に立ち寄ったデザート店で働いていて、金髪でサイドテール＆三つ編みという特徴的な髪型はまさにビアンカそのもの。 　ビアンカといえば、人生で初めての結婚がドラクエVでビアンカが相手だったという人も少なくないだろう。「ドラゴンボール」でのビアンカは数カットにわたりその姿が確認でき、一緒に働いていた女性が魔導士バビディ（CV：島田敏）の魔法でほかの場所にテレポーテーションされたとき「消えちゃった!?」「ひいぃぃ……」とわずかだがセリフもあった。“ビアンカってこんな声なのかな？”と妄想が膨らんだ人もいるかもしれない。 　アニメ「ドラゴンボール」シリーズではほかにも、よく見ると鳥山明氏がキャラクターデザインを手掛けたドラゴンクエストに登場するモンスターやキャラクターらしき人物がこっそり登場していることも多い。例えば天下一武道会の武舞台の飾りはドラクエIVのラスボス「デスピサロ」っぽかったり、予選試合に「アークデーモン」っぽいモブキャラがいたり……。 　また、劇場版「ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」では逃げ惑う街の人の中に、数々のドラクエシリーズに登場する「トルネコ」らしき人物が紛れていたことも！　このほか、シリアスなシーンでオリジナルアニメ「ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説」の“ヒロインっぽい”少女が確認できるなど、ドラゴンボールはいろんな場面に遊び心が詰まっている。作品を見返すことがあれば、ぜひ探してみて欲しい。あえてここで紹介しなかったキャラやモンスターが発見できるかも!? 　アニメ「ドラゴンボール改」は、1989年から1996年まで放送されたアニメ「ドラゴンボールZ」のデジタルリマスター再編集版。サイヤ人編～人造人間・セル編までの第1期が2009年4月から2011年3月にかけて放送され、魔人ブウ編の第2期が2014年4月から2015年6月に放送された。原作は「週刊少年ジャンプ」（集英社）で1984年から1995年まで約11年間連載された鳥山明氏による大ヒット漫画で、シリーズ累計発行部数は全世界で2億6000万部を超える。「Z」「GT」「超」など数々のアニメシリーズが制作されたほか、20作を超える劇場版も公開。数多くのゲームシリーズにもなっている。40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が10月11日より放送される。 （C）バードスタジオ/集英社・東映アニメーション