2TBの高速SSDに複数の特価品、Team/CFD販売/キオクシアから新型SSDが発売 [6月前半のSSD価格]
最大14,000MB/s「T-FORCE GE PRO」など複数の新製品、Samsung大容量品が急騰するも高速2TBクラスに特価多数 【画像】Team「T-FORCE GE PRO」の価格表、2TBはその後品切れに(6月1日撮影) PCIe 5.0 x4対応の新製品、Team「T-FORCE GE PRO」(1~4TB)が一部販売開始。最大データ転送速度はリード11,700~14,000MB/s、ライト9,500~11,800MB/sと、目下最速のCrucial「T705」(最大リード14,500MB/s)に迫る。総書き込み容量は700~2,800TBW。 6月1日の調査時点で出回っていたのは4TBと2TBで、1TBは未発売。大型SSDクーラー「T-FORCE DARK AirFlow I SSD Cooler」添付での価格は、4TBが114,250円、2TBが63,100円だが、後者は8日時点で品切れだ。 □PCIe 4.0の新製品が複数 今回調査は高速SSDの新製品ラッシュ。Teamからは、PCIe 4.0対応の「MP44Q」(1~4TB)も出てきた。3D QLCフラッシュメモリを採用し、最大データ転送速度はリード7,400MB/s、ライト6,200~6,500MB/s、総書き込み容量512~2,048TBW。価格は4TBが56,350円、2TBが28,170円、1TBが16,350円となっている。 CFD販売からは、「DRV7400A」(500GB~2TB)が広く販売開始。最大リード7,200~7,400MB/s、ライト4,300~6,400MB/sで、総書き込み容量は300~1,200TBW。調査時点の最安値は2TBが20,545円(1GB単価10.3円)、1TBが11,244円(11.2円)などで、7,000MB/s級としては低価格だ。 さらにキオクシアからは、PS5対応ヒートシンク搭載の「EXCERIA with Heatsink」(1~4TB)が発売。最大リード6,200MB/s(PS5の推奨は5,500MB/s以上)、ライト4,800~4,900MB/s、総書き込み容量は600~2,400TBWだ。価格は4TBが45,980円(1GB単価11.2円)、2TBが22,480円(11.0円)、1TBが12,480円(12.2円)となっている。 □Samsungの4~8TBモデルが高騰 値動きの面では、Samsungの大容量品が35%もの大幅上昇を記録。PCIe 4.0対応の「990 PRO」ヒートシンク搭載4TBが16,500円(35.1%)高の63,470円、非搭載4TBが5,501円(10.3%)高の58,980円、2.5インチSATAタイプの「870 QVO」8TBが29,499円(34.9%)高の113,979円に跳ね上がった。 なお、2.5インチ8TBクラスとしてはTeam「EX2」も発売済みで、総書き込み容量10,000TBWという高耐久性が特色。6月1日調査時までは120,480円で在庫ありだったのだが、「870 QVO」の急騰と時を同じくして品切れになっている。 □高速2TBモデルの特価が多数 そうした値上がりの一方で、7,000MB/s級の2TBクラスには特価・下落も多数。Solidigm「P44 Pro」が2,800円安の21,480円、ADATA「LEGEND 960 MAX」が1,500円安の21,980円、Western Digital「WD Black SN850X」ヒートシンク搭載版が1,460円安の26,700円、非搭載版が2,050円安の24,400円、Seagate「FireCuda 530」非搭載版が3,000円安の27,800円などだ。 前回お伝えしたPrinceton「PHD-ISM2G4」は、2TBが3,200円高の18,980円へと大きく上昇。それでも7,000MB/s級・2TBクラスとしては格安で、今回調査では唯一2万円を切っている。 7,000MB/s級を除くPCIe 4.0対応の2TBクラスでも特価が複数。ADATA「LEGEND 800」が100円安の15,380円(1GB単価7.7円)、Kingston「NV2」が850円安の15,980円、Team「Z44A5」が800円安の17,180円など。M.2/NVMeタイプ2TBの最安はPCIe 3.0対応のPrinceton「EPHD-ISM2」で、前回比150円高の14,630円(7.1円)だ。
AKIBA PC Hotline!,サハロフ佐藤(佐藤 純一)