７回、満塁の好機で空振り三振に倒れる佐藤輝（撮影・田中太一）

　「オリックス－阪神」（１２日、京セラドーム大阪） 　阪神・佐藤輝が七回のチャンスで打ち上げた大飛球が、ファウルゾーンで天井に直撃して球場ルールでファウルとなった。 【写真】空振り三振に倒れ、ベンチで天を仰ぐ佐藤輝 　２死満塁でオリックスはエスピノーザから富山に継投。この日初めて迎えた絶好機で、佐藤輝は２球目の直球を打ち上げて、本塁付近で左膝をついて打球の行方を追った。一度は若月のミットに収まるも、天井に当たっており“命拾い”。打ち直しとなったが、カウント１－２からのスライダーにバットは空を切って空振り三振に倒れた。 　いったんは３アウトチェンジの雰囲気が漂ったため、応援ユニット・ＢｓＧｒａｖｉｔｙがグラウンドに飛び出してきていたが、引き返すハプニング。この試合では七回２死からのリクエスト要求の場面でも、ＢｓＧｒａｖｉｔｙが同様に引き返しており、２度の“フライング”が起きた。 　２死から作った好機だった。七回２死から近本の打球は一、二塁間へ。頓宮が下手投げでベースカバーのエスピノーザに送球した。一度はアウト判定も、近本はセーフをアピールして岡田監督がリクエストを要求。ビデオ検証の結果、判定が覆ってセーフとなった。糸原の安打、渡辺の四球で満塁とし、佐藤輝を迎えていた。