遊んでもらえるのはたった10年…!?先輩パパの一言に「今のうちに全力で遊んでおこう」と反響【作者に聞いた】
仕事や家事で忙しくするパパママにとって、子どもと遊ぶ時間がたまに負担に感じることもあるのでは?今回は、子どもと過ごす時間が増える年末年始にこそ読んでほしい、月光もりあ(@_moria_moria_)さんの短編漫画「育児で勘違いしていた事」を紹介しよう。 【漫画】先輩パパの一言に衝撃!たった10年…!? ■先輩パパの一言に“子どもとの時間”の短さを実感 物語は、もりあさんが娘と公園に遊びに行き、別の親子連れと出会ったところから始まる。相手のお父さんは子ども慣れしている様子で、よくよく話を聞けば3人の息子を持つベテランパパだった。 息子たちは中学生、小学4年生と5歳と年齢差があり、この公園には10年以上通っているとのこと。驚くもりあさんに、お父さんは続けてこう話した。 「昔、職場の先輩に言われたことがあるんですよ」 「遊んでもらえるのも10年だぞって」 上の子2人は小3から友達と遊ぶことが優先になり、公園に来るのはもう5歳の末っ子だけになってしまったと寂しそうに笑う。 その話を聞いて、もりあさんは「遊んでやってる」のではなく「遊んでもらってる」ことに気づく。そして、3歳になる娘を見て「あと7年か…短けぇな」と、限られた時間を噛みしめる。 ■育児について考えるきっかけとなったのはうれしい 本作をX(旧Twitter)で投稿した際には11万件もの「いいね」が付き、「泣いた…今すぐ遊ばなきゃ!」「少しでも長く遊んでもらえるよう親子の関係を大切に築いていきたい」と共感の声が寄せられた。こうした反響に対し、「この漫画を通して多くの方に、育児は期限付きと改めて考えるきっかけになれたのはうれしいです」ともりあさん。 また、育児を卒業した方からの「もっと大切に過ごせばよかったな」と振り返る声も多かった。もりあさん自身は子育てに協力的なようで、「休みの日や仕事前にいっぱい時間を作ってます。成長してもずっと仲良しでいられる自信があります(笑)!」と話す。もりあさん流の育児を楽しむコツは、「やってると思わないこと」だという。 「明日仕事が休みでやっと娘と遊べるという楽しみから入るので、すべてが楽しいです。ちょっとした言葉の返しの変化や公園で見る子ども同士のやりとり、やっぱり子どもってまっすぐで、感情がすべて表に出るから一緒にいて楽しいですね。写真や動画もいっぱい撮ります」 この限られた時間を「付き合ってやってる」と考えるか、「付き合ってもらっている」と考えるかどうかで、子どもとの向き合い方も大きく変わりそうだ。本作をきっかけに、自身の子育てを見つめ直してみてはいかがだろう。 もりあさんは、今回紹介した心を打つ育児エピソードのほかに、ガサツ妻との日常を描いたギャグ漫画も話題に。ヤマト君という新たな家族も加わり、ますます漫画のネタは尽きなさそうだ。 取材協力:月光もりあ(@_moria_moria_)