京都・六道珍皇寺 先祖の御霊迎える「六道まいり」
お盆を前に先祖の御霊を迎える「六道まいり」が、京都市東山区の六道珍皇寺で7日から始まりました。六道珍皇寺の「六道まいり」は、かつて寺のあたりに「鳥辺野」と言われた葬送の地があり、この世とあの世の境となる「六道の辻」があったと伝わることから、お盆に冥土から帰ってくる霊を迎える行事として、600年ほどの歴史があると言われています。7日は朝早くからセミの鳴き声が響く中を参拝者が絶えず訪れ、先祖の霊を迎える「迎え鐘」を撞いたあと故人の戒名を記し、線香と水で清めた塔婆を地蔵の前に供えて静かに手を合わせました。 【声】参拝者は 「毎年おまいりは来ていますので、（ご先祖様に）無事に帰ってきてもらいたいという感じですね」 【声】参拝者は 「これからもずっと一緒にそばにいて見守ってほしいなと思って、そういう気持ちでおまいりさせてもらいました」 六道珍皇寺の六道まいりは、今月10日まで行われています。
