杢代和人を始め、原因は自分にある。のメンバーが主演するオムニバスドラマ「沼オトコと沼落ちオンナの midnight call~寝不足の原因は自分にある。~」
ダンスボーカルグループ「原因は自分にある。」のメンバーでもあり、2018年に俳優デビューし、代表作「仮面ライダーギーツ」や「最高の生徒~余命1年のラストダンス~」に出演、現在は「君とゆきて咲く~新選組青春録~」で心優しき隊士・新之丞を演じている杢代和人。 ミステリアスな魅力で俳優としても注目を集めている杢代が女性を翻弄する沼オトコを演じたのが「沼オトコと沼落ちオンナの midnight call~寝不足の原因は自分にある。~」だ。オムニバスドラマの本作には「原因は自分にある。」の7人全員が出演。主題歌「蝋燭」も手がけている。 不器用で母性本能をくすぐる会社員の「不器用沼」、天然で無邪気だからこそ女子を惑わす「オーガニック沼」、人懐っこくて気まぐれなオトコの「野良猫沼」など、さまざまなタイプの沼オトコのエピソードが描かれる中、杢代が登場するのは第1話の「計算沼」。さりげなく相手を褒めたり、突き放してみたり、計算していることに自覚アリの沼オトコを演じている。 ちなみに各話とも冒頭のシーンにはナレーションが流れ、沼オトコたちが沼から顔を出す刺激的な映像で始まるのだが、水温が低い山中湖での撮影にメンバー全員がチャレンジした。「一癖も二癖もある沼オトコを楽しく演じられました」と放送前にコメントしていた杢代演じる"計算オトコ"の魅力とは? 【写真を見る】沼オトコを演じる原因は自分にある。 ■演じるのはイケメンの自覚ありなのに嫌味がない魔性のオトコ 杢代はカメラマンアシスタントの南祐希役。キャップを被ってメガネをかけている理由を聞かれると、自分が主役にならないようにと答え、師匠に「イケメンの自覚うぜえ」と言われている。そんな祐希に不信感を抱きながらもキュンとしてしまうのが恋愛経験なし、広告会社勤務の夏(小西桜子)だ。撮影終わりのお店でカメラマン、メイクアーティストと4人で打ち上げすることになり2人が席を外し、祐希と夏の2人になってしまうシーンの杢代の演技が見どころ。計算して人と接していることをあっさり明かし、「疲れないんですか?」と聞かれると「疲れないためにやっているんです」と言い切り、目を逸らしたかと思うと夏をじっと見つめ、意味深な発言。真意を問われると自分の首を触って「どうだろう?」と相手の気持ちをグッと掴む台詞を言うなど、純な女子を最短で沼らせる魔性のオトコになりきっている。 ■計算と本音のボーダーラインを見抜こうとするほど沼る? ふだんはふわっとしたロングヘアでものごしも柔らかい祐希だが、夏を誘って写真の展覧会に行った時には髪をまとめ、真剣な表情で写真について語る。そんなギャップも夏をドキドキさせるシーンとして描かれている。そして本オムニバスドラマに欠かせないのがタイトルの"midnight call"。電話のやりとりが女子の心を揺らし、ざわめかせるキーポイントとなっている。別れぎわ、祐希の「電話しながら帰りませんか?」というサプライズな提案に戸惑いながらも応じる夏。そこで祐希は何を話すのか。目線や表情、思わせぶりな態度で撮影スタッフにも「こんな男いたらそりゃ好きになる」と言われたという杢代の完璧な沼オトコを楽しんでほしい。 文=山本弘子
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