今日20日(土) 猛烈な暑さ続く 熱中症対策を万全に 急な強雨や落雷にも要注意
大気不安定 急な強い雨・落雷・突風 注意
今日も、日本海に前線が延びており、この前線に向かうように湿った空気が流れ込んでいます。 今朝、日本海側の地域には活発な雨雲や雷雲がかかっており、金沢市で1時間31.5ミリなど北陸で激しい雨を観測しています。 本州の日本海側は、午前中ほど雨雲や雷雲が発達し、激しい雨の降る所があるでしょう。 本州の太平洋側や四国、九州は、変わりやすい天気。日差しは届きますが、午前、午後ともに、突然の強い雨や、落雷、突風に注意が必要です。山沿いや内陸を中心に、激しい雨の降る所もあるでしょう。 川や用水路は、その場では晴れていても、上流や周辺で降った激しい雨の影響で急に流れが速くなるケースがあり、むやみに近づくことは大変危険です。
雷雲が近づくサイン
外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。 雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。 単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。
日本気象協会 本社 戸田 よしか