MA55IVE THE RAMPAGE、ツアーファイナルで羽田完全掌握! 川村壱馬、RIKUらとコラボ曲の披露も
ひと息つく間もなく会場のバラバラと拍手が巻き起こり、次第に同じ拍子を取り始めたところで、「M5V、The final、アンコール、まだまだいけますか?」と声がして、鈴木がステージに飛び出した。楽曲は「playboi」で、メンバーがマイクリレーをしながら、それぞれの生い立ちや思いをぶつける自己紹介ソングだ。鈴木に続き、浦川、LIKIYA、神谷ときて、最後は山本で、自身のパートからソロでのラップを挟んで改めて「playboi」に戻ると、MA55IVEについてトークを始めた。MA55IVEは2019年のツアーから始まっているが、「ただ前にもストーリーがあって、ホールツアーの2017年、2018年には俺と健太以外、LIKIYAさん、翔平、昂秀、そしてあと1人、その4人でバースを蹴っていました。それを見て俺はすげーかっけーなと思ってラップを始めました」。そして「アルバムを聴いてくれた人なら、あと1人足りてないの気づいてますよね」 全員で「GO HARD」を始めたところで、最後に今日これまで聞こえていなかった声が加わった。聞き覚えのある声に会場は湧いた。2時間近く盛り上がって、残った体力をすべて絞りだすかのような大きな歓声だ。川村壱馬は舞台袖からゆっくりと登場すると、RIKUがそうしたように、MA55IVEのメンバー一人ひとりとの手を握ったりとコミュニケーションをとりつつ、パフォーマンスすると、「ファーストツアーおめでとう!」とステージを後にした。 その盛り上がりにLIKIYAは「……最高すぎる」とかみしめるようにつぶやくと、MA55IVEが最初に世に放った楽曲「Determinded」へ。会場はこれ以上ないほど一体になった。 そして、再び冒頭のメンバーによる声による演出に。どうやらピンチは乗り越えたようで、メンバーは宇宙服を思わせる衣装に着替えて登場すると最新曲の「Planetarium」。動きを抑えたパフォーマンスは、最新のMA55IVEサウンドとユニットの立ち位置を改めて示すかのように、アルバムの描く世界観の中へとオーディエンスを誘って、ファーストツアーを締めくくった。 4公演では少ない!と、ファンも、メンバーもこのツアーの日程が発表された時に素直に反応していたが、ファイナル公演中に、メンバーの出身地と東京でアフターパーティーを開催することが発表された。まだまだMA55IVEの旅は終わらない。