（「Google One」公式サイトより）

Google One（グーグルワン）とは、Googleが提供する有料のクラウドストレージサービス。Googleドライブ、Gmail、Googleフォトの容量を追加できます。 【画像でわかる】「この人には私のGmailを教えたくないな…」2つ目のGoogleアカウントの作り方 各Google アカウントには15GBの保存容量が無料でついてきます。しかし、それでは足りない場合、Google One（グーグルワン）からストレージを購入することが可能。 とはいえGoogle One（グーグルワン）には課金するほどの価値があるのか、疑問に思う方もいるのでは。そこで料金やメリットを実際にスタンダードプランに加入中の筆者がレビューします。

Google One（グーグルワン）の料金プラン

Google Oneには月払い/年払いのプランがそれぞれあり、年払いでは最大16%の割引が適用されます。 月払いの主要なプランは、スタンダードプラン（200GB）は月額380円、プレミアムプラン（2TB）は月額1,300円、AIプレミアムプラン（2TB）は月額2,900円（初月2か月は無料）。 そして、プレミアムプラン（5TB）は月額3,250円。なおプレミアムプランには10TB、20TB、30TBの上位プランも用意されていますが、ビジネス利用やAI開発向けでない場合は5TBまでで十分なケースの方が多いでしょう。

1年間実際に利用してのストレージの使用状況

先に紹介した料金プランのうち、筆者は実際に2022年7月4日よりGoogle One（グーグルワン）のスタンダードプラン（200GB）に加入しています。その感想としては、「筆者自身はスタンダードプランの月額とサービス内容に満足しているものの、必ずしも万人に必要なサービスではない」というもの。

Googleドライブ

筆者は毎日GoogleドライブもGmailもヘビーに利用しており、Androidスマホで撮影した写真はGoogleフォトでバックアップもしています。それでも保存容量としては200GB中、15.7GB。無料版では15GBの容量のため、筆者は「月々0.7GB」のためにスタンダードプランに加入しているようなものです。 今後もGoogleドライブは継続的にヘビーに利用する予定があるため、筆者自身はスタンダードプランへの加入に満足しています。一方で「案外、200GBも使わないものだ」というのも事実で、たとえば筆者のように「15.7GBしか使っていない」方であれば、0.7GB分のファイルをUSBメモリなどに移せば十分という面もあります。 ■適用されている特典の内訳と「実際に使用しているか」 Google OneのスタンダードプランにはほかにもGoogleフォトでの追加機能の利用やダークウェブのモニタリングなどの特典があります。しかし、ダークウェブのモニタリングは有意義ですが「おまけ」の機能という印象。消しゴムマジックも、写真の編集ソフトを別で所有しているので「使っていない」のが正直なところです。 そのため1年ほどサービスに加入していますが、特典の恩恵はあまり感じていないのが本音。この点も、実際に1年使ってみて「万人におすすめするものではない」と感じる理由です。 本文でもご紹介した通り、筆者のデータ容量ではGoogle One（グーグルワン）に登録しているメリットはあまりないかもしれません。 とはいえ「今後も仕事で使い続ける」「撮影する写真の枚数も増えていく」ことを考えると、データを整理してまでプランを解約しようとは思っておらず、有料課金していること自体には満足しています。特にAndroidユーザーは便利に使えるサービスと言えるでしょう。