自転車の“ながら運転”厳罰化 手で持ったスマホを注視すると6か月以下の懲役または10万円以下の罰金
そして、11月1日朝の名古屋市内。 (記者)「今、まさに自転車に乗りながらスマホ触っていますね。危ないですね」 自転車走行中に、今朝もながらスマホの人がいました。 (違反者) Qきょうからの、ながらスマホの厳罰化知っていた? 「知らない。ちょっと…(走り去る)」 11月1日からの厳罰化について、さらに街の人は。 (50代男性) Qきょうから自転車のながらスマホが厳罰化される。知っている? 「知っています」 Q危険な目にあったことはある? 「ある。この辺を歩いてるときたくさんある。対向して歩いてくる人とぶつかりそうになって、倒れている自転車を助けたことがある」 (60代)「これも1つの車両ですから、オートバイや車と同じ扱いにしてもらう必要がある」 (40代)「自分が気を付けていても、周りがすごく危険な運転をしている人が多くて。巻き込まれそうになるのが本当に怖い」 今回の改正道路交通法では、自転車の運転中に手で持った状態のスマホを注視するなどした場合についても、6か月以下の懲役、または10万円以下の罰金となります。 ■「視界に入っても、視線がいかなければ見えていないのと同じ」 (愛知工科大学 小塚一宏名誉教授) 「一歩間違えれば出合い頭に衝突する。繁華街でなくても、ごくごく普通の生活道路でもいっぱい起こりうる」 JAFが行った検証映像を見てみると。 (愛知工科大学 小塚一宏名誉教授) 「これが視線のデータ。直線道路だからか安心して(スマホの)画面を見ている。スマホ以外にも周辺が視界には入っているが、視線がいかなければ脳で認識できないので、見えていないのと同じ」 自転車に乗った人の視線をたどると、信号を一度見た後、スマホ画面に集中してしまい、赤信号を見落として交差点に進入。非常に危険です。 一方で、街の人からはこんな意見も。 (50代男性) 「デリバリーサービスの人なんかも…。難しいのが、どの程度、何分、何秒見ていると(アウトなのか)はっきりしていない。(スマホを)取り付けて地図も使う。一瞬見ただけでアウトなのか」
そこでデリバリーサービスの人にも聞くことに。 (デリバリーサービスの人) Q少しお話してよいですか? 「すみません、いま注文来ちゃってすぐ行かなきゃいけないので。すみません!」Qきょうから厳罰化知っています? 「はい!」 愛知県のことしの交通事故死亡者数は10月末現在で115人と、既に100人を超えました。
CBCテレビ