ARETAI、フロア型スピーカー「Contra200F」。ウーファを筐体前後に搭載し共振キャンセル
エミライは、ラトビアのスピーカーブランドARETAIの新製品として、3.5ウェイ構造のフロア型「Contra200F」を発売した。価格はペアで5,170,000円。 ARETAIデザインアイコンであるウェーブガイドにコンプレッションドライバーを組み合わせたツイーター部のほか、フロントドライバー全てにウェーブガイド構造を採用。ドライバー軸外の周波数特性を改善し、反響の多い生活空間において極めて上質な視聴体験を提供するという。 さらに、フロント・リアに備えられた2基のウーファーとバスレフ構造により、深くタイトな低音も実現した。 ツイーターは、25.4mmペーパー複合素材コンプレッションドライバーで、磁気回路にはネオジム磁石を採用。中域は、127mmケブラー製ダストキャップ付き複合素材振動板で、こちらもネオジム磁石を採用。 前後に配置されたウーファーはどちらも203mmで、前側のユニットにはネオジム、後部はフェライトの異種マグネットを採用。同相で駆動され、23Hzまでタイトで深い低域を実現。筐体共振のキャンセルにも寄与するという。 4.2k/550/250Hzのクロスオーバーネットワークを搭載。フロントウーファーの低域下限は電気的制限がなく、リアのウーファーにより250Hz以下を補う3.5ウェイ仕様となっている。再生周波数特性は23Hz~35kHz。感度は94dB/1m/2.83V。インピーダンスは8Ω。推奨入力は200W。 筐体はマット仕上げ。ネジ露出の無い、無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインとなっている。外形寸法は270×370×1,170mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1本44kg。
AV Watch,山崎健太郎