「劇場版モノノ怪」第2章の初映像解禁、人を燃やす“火鼠”との戦いが始まる
3月14日に全国公開される「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」のティザービジュアル、第1弾予告映像、メインキャラクターの声優陣が解禁された。 【動画】「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」は3月14日公開!第1弾予告はこちら テレビアニメ「モノノ怪」から始まった同シリーズは、謎の薬売りの男が、人の情念や怨念が取りついた“モノノ怪”によって引き起こされる怪異を鎮めるため、諸国を巡る物語。劇場版は全3章で構成されることが明かされており、2024年7月には第1章「劇場版モノノ怪 唐傘」が公開された。同作は第28回ファンタジア国際映画祭で長編アニメーション部門の観客賞銅賞と最優秀長編アニメーション賞にあたる今敏賞を受賞しており、現在Netflixで世界独占配信中だ。 「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」では、男子禁制の“女の園”である官僚機構・大奥を舞台に、世を統治する天子の世継ぎをめぐってうごめく家柄同士の謀略や衝突が描かれる。業火のように燃え上がる情念によってモノノ怪・火鼠が産み落とされると、再び危機に見舞われる大奥に“退魔の剣”を携えた薬売りが参上。火鼠との新たな戦いが始まるのだった。前作に引き続き中村健治が監督を務め、神谷浩史が主人公の薬売りを演じる。 第2章のメインキャラクターとなるのは、前作にも登場した女中の大友ボタンと時田フキ。老中大友の娘で、大奥の最高職位である御年寄となったボタンに戸松遥、町人出身ながらも天子からの寵愛を一身に受ける御中臈・フキに日笠陽子が声を当てる。また梶裕貴が時田三郎丸を演じたほか、第2章からの新キャストとして、チョーがフキと三郎丸の父・時田良路役、堀内賢雄がボタンの父・老中大友役にキャスティングされた。キャスト6名のコメントは下部に掲載する。 このたびYouTubeで公開された映像には、大奥の警備を司る広敷番の「モノノ怪は先月おぬしが祓ったのだろう」という問いに、薬売りが「ええ、1つは」と不穏な答えを述べるシーンや、その名の通り人を燃やすモノノ怪・火鼠が大奥内の人々を襲う様子が映し出された。ビジュアルには、火鼠と対峙する薬売りが御札を展開する姿が収められている。 なお本作の第2弾ムビチケカード型前売り券は、全国の上映劇場と各種通販サイトで販売中。特典には、天秤や鼠、炎、駒などをモチーフとした「シルエットデザイン風手ぬぐい(ハーフサイズ)」が用意されている。さらに明日12月5日正午からは、オンラインのムビチケ前売り券購入者を対象に、舞台挨拶の招待券やキャストサイン入り台本が当たるキャンペーンが開始される。 ■ 神谷浩史 コメント 第一章では大奥で働く女性たちの心得が唐傘を呼び寄せましたが、果たして第二章では大奥の何が、そして誰が火鼠を招くのか…? 薬売りの新たな活躍を楽しみにお待ちください! ■ 戸松遥 コメント それぞれが裏のある人間関係、かつ女社会の中で、強くなければ生き抜いていけない環境の中、ボタンは芯や信念があり本当に強い女性だと思います。 掟やルールを大切にする真っ直ぐな性格なので正論を貫く姿は演じていて憧れる部分がたくさんありました。 公開をお楽しみに!! ■ 日笠陽子 コメント 「モノノ怪」の世界観や彩りは他にはない唯一のもの。 台本を読んだだけでは見えない、絵があってこそ完成されるモノ。 絵だけで魅せられるからこそ、間や、空間や、様々なフラグが散りばめられていて、 作品そのものが見えざる力が宿っているかのよう。 フキはものすごく人間臭いです。 命すらも道具にしてしまう大奥で、人って何だろうという問いに答えていけるのか。 優越感も嫉妬も情も全部煮詰めたような世界で生きる彼女の強さと弱さを、揺れ動く小波のように演じられたらと思っています。 ■ 梶裕貴 コメント 引き続き、時田三郎丸を演じさせていただけますこと、幸甚に存じます。本作「火鼠」の物語の軸のひとつには“時田家”の存在があります。姉のフキや父の良路も登場し、より複雑に絡み合う家柄どうしの思惑。そして、明らかになる真実。今回も人間ドラマとしての魅力が、これでもかと凝縮されている一本になっているかと思います。また三郎丸としては、前作「唐傘」での、お目付け役としての彼とはまた違った、息子として、弟としての一面を垣間見ていただけるかと。三部作だからこそ描けた、より緻密で奥深い「モノノ怪」の世界を、ぜひ劇場でご堪能ください! ■ チョー コメント 面白いタッチのアニメーションですねぇ。 独特の世界観を感じました。 「これを実写したら、どうなるんだろう?」なんて想像ふくらんじゃいました。 時田良路役、たんたんと演らせていただいたつもりなんですが、大丈夫だったかなぁ。 周りが個性豊か過ぎてちょっと心配…。ダメ出し下さい。 ■ 堀内賢雄 コメント 今作では大友という大役、且つ難しい役を頂き役者冥利につきました。 それぞれの情念が絡みあいとても奥深い作品でした。皆様ぜひお楽しみください。 きっと心に残ること、間違いありません。 (c)ツインエンジン