【ウインターカップ2023】福岡第一が2年連続10回目の決勝進出、4年ぶりの“福岡”対決が実現[高校バスケ]
福岡第一が2年連続10回目の決勝進出
12月28日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子準決勝で昨年準優勝の福岡第一(福岡2)と同3位の藤枝明誠(静岡1)が対戦。1Qだけで15点差を付けた福岡第一に対して、藤枝明誠が点差を縮めるシーンもあったが、福岡第一はさらにリードを広げて94-65で勝利し、2年連続10回目の決勝進出を決めた。福岡大附大濠との決勝は2019年大会4大会ぶり。その際は優勝を果たしている。 【表】ウインターカップ2023男子トーナメント表をチェック 藤枝明誠、合わせのプレーでNo.99ボヌ・ロードプリンス・チノンソが決めると早い展開からNo.19野津洸創がレイアップ。福岡第一はNo.76山口瑛司のシュートで初得点を奪と、No.17崎濱秀斗がフローターを決める。 このあと、藤枝明誠はNo.12赤間賢人がレイアップを成長。しかし福岡第一はNo.76山口、No.17崎濱(秀斗)の3Pシュートに続いてNo.51サー・シェッハも得点。残り5分で16-6とリードを奪う。その後、藤枝明誠はNo.99ロードプリンスがリバウンドから決めたが、福岡第一の勢いは衰えず。No.1世戸陸翔、No.43小野結大のシュート、No.75ディアロ・ティディアニの3Pシュートも決まってリードが広がる。藤枝明誠は終盤、No.12赤間、No.99ロードプリンスが得点したが、福岡第一の26-12で1Qを終えた。 2Q、藤枝明誠はNo.12赤間が積極的にゴールにアタックするが、好守にあって得点が伸びない。それでもNo.17小澤朋樹が右コーナーから3Pシュートを決めるとNo.21大塚絢心もゴール下でねじ込み、残り5分で20-30とする。 ここで福岡第一は速攻からNo.51シェッハの豪快なトマホーク・ダンクを決めて流れを断ち切る。藤枝明誠の金本鷹コーチはタイムアウトを取ると「シュートまで行けている。それを続けよう」と指示。するとNo.33斎藤佑真、No.17小澤がいい形でシュートを決める。それでも福岡第一は36-24とリードを守ってハーフタイムを迎えた。 藤枝明誠は3Q序盤、No.99ロードプリンス、No.12赤間、No.17小澤のシュートが入って残り6分半で34-40とする。このあと、藤枝明誠のNo.12赤間、福岡第一のNo.17崎濱(秀斗)と両エースが次々と得点。会場のボルテージがさらに上がる。残り1分35秒、No.17崎濱(秀斗)はトップからディープ3Pシュート、ロング2Pシュートを続けて成功。No.1世戸、No.44アピア パトリック 眞も得点し64-45として3Qを終えた。 福岡第一は4Q開始直後に、No.41森田空翔の3Pシュートで67-45と20点差を超える。藤枝明誠はNo.17小澤が得点源になるが、残り7分で福岡第一の73-50となる。藤枝明誠は流れを作ろうとディフェンス強度を上げていくが、福岡第一からターンオーバーを引き出せない。逆に福岡第一は早い攻めからNo.43小野結大が得点していき、残り4分、No.77八田滉仁のレイアップで82-52と30点差に。金本コーチから励まされて試合終了まで必死のディフェンスを展開。最後にエース赤間が3Pプレーを決めた藤枝明誠だが、福岡第一が快勝で2年連続10回目の決勝進出を決めた。これで2019年大会4大会ぶり2回目となる福岡大附大濠との決勝が実現。その対戦では、河村勇輝(横浜BC)、小川麻斗(千葉J)らがいた福岡第一が75-68で優勝を果たしている。 福岡第一はNo.17崎濱(秀斗)が21得点でチームトップ。さらにNo.76山口が17得点、No.1世戸が16得点、No.51シェッハが12得点をマーク。藤枝明誠はNo.17小澤が2得点、No.12赤間が19得点、No.99ロードプリンスが11得点と3人が2桁得点を記録した。福岡第一は藤枝明誠から18ものターンオーバーを引き出している(福岡第一は10)。 ------------------------------------------------------------------------------- 「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」 (略称:SoftBank ウインターカップ2023 / ソフトバンク ウインターカップ2023) ■開催期日:2023年12月23日(土)~29日(金) ■会場:東京体育館(A,B,C,D,Mコート / 東京都渋谷区千駄ケ谷1-17-1※メイン会場)、武蔵野の森総合スポーツプラザ(E,F,G,Hコート / 東京都調布市西町290-11※サブ会場12月23日のみ) ■出場校:男女各60チーム(計120チーム)