<挑戦の春・’21センバツ専大松戸>第5部 選手紹介/9止 /千葉
◇主将の前に「一人の選手」 石井詠己内野手(2年) 主将の石井詠己内野手(2年)は2020年の秋の県大会、関東大会で全10試合に出場した。1年生の春季県大会からベンチ入りしている。 昨秋の大会から見えてきた課題がある。チーム全体では「勝とうとする気持ちでまとまったが、もっと団結して一つになれる」と感じている。自身については「もっと打ちたかった」。 大会後、「主将としてチームをまとめないといけない」と焦りすぎていたことに気づいたという。 最近は「主将である前に一人の選手として頑張ろう」との意識も持つようにしている。ノックでは一球一球を本番の打球のつもりで捕球する。打撃練習ではチャンスの場面を想像して打席に立つ。「そんな自分の背中を見て、みんながついてきてくれたらうれしい」 本番に向け「ヒットを打ち、チームを明るくして楽しみたい」と抱負を語る。 ◇ライナー狙える強打者 綱取大晃捕手(1年) 綱取大晃(ひろあき)捕手(1年)はライナー性のヒットを狙える強打者。持丸修一監督は「1年生ながら良いバッティングをする」と評価する。 中学時代は硬式野球チーム・松戸中央ボーイズで捕手として大会に出場し、関東地区で4強入りしたこともある。「何が何でもボールを後ろにそらさない」と練習中でも気迫あるプレーを見せる。 「昨秋は試合になかなか出られなかった」。強みのバッティングで試合に出られるよう練習に没頭している。納得できるまでバットを振り続け、「良くなったと感じた時に充実感を感じる」と笑顔を見せる。 バットの芯でボールを捉え、強く打ち返すスイングに磨きがかかってきた。そんな手応えをつかんでいる。「センバツではこれまで練習してきたことをイメージしてヒットを打ちたい」と語り、本番に向けて気持ちを盛り上げている。=おわり ……………………………………………………………………………………………………… ※18日付から新学年表記ですが、この連載では旧学年表記にしました。