牡蠣の早むき選手権、出場者を募集中!優勝者はアイルランド世界大会に招待
9月に開かれる牡蠣の祭典「第5回牡蠣早むき選手権日本大会」に向け、主催者が出場者を募集している。オイスターバーの店員から、三陸の海で鍛えた牡蠣漁師まで、腕自慢が集まり技を競う。優勝者は、日本代表としてアイルランド・ゴールウェイで開かれる世界大会への挑戦権を得る。
コツは「手首のスナップ」にあり?
牡蠣の早むき選手権は、生牡蠣30個をむくスピードだけでなく、むかれた牡蠣の美しさ、盛り付けの美しさなどを総合的に評価し、参加者が順位を競い合うイベント。昨年優勝した福岡県のオイスターバー店員、薬師寺文弥さんによると、生牡蠣むきのコツは「手首のスナップを効かせること」という。薬師寺さんのタイムは4分33秒だった。 牡蠣の早むきはもともと、牡蠣の名産地のアイルランド・ゴールウェイで1954年から続く「ゴールウェイ国際オイスターフェスティバル」のメーンイベント。本場の牡蠣の早むき選手権は、アイルランドを代表する大イベントだ。 主催は企画会社「LA DITTA(ラ・ディッタ)」(東京都港区)。同社の小里博栄社長がアイルランドへの出張を機に日本での開催を思い立ち、2012年から毎年大会を開いている。日本大会での優勝者は、9月に開かれる「ゴールウェイ国際オイスターフェスティバル」で世界各国の「牡蠣むき自慢」たちと熱い戦いを繰り広げることになる。
牡蠣の世界的産地・ニュージーランドの優勝者も参戦
日本大会には今年から、ニュージーランド大会の覇者も参戦する。8月20日にオークランドで開催される第1回ニュージーランド大会には、牡蠣シーズンである冬の開催ということもあり、1000人のイベント参加者を見込んでいる。 日本大会は9月18日(日)にイオンレイクタウン(埼玉県越谷市)で開催される。参加費は無料。優勝者のアイルランドまでの渡航費は主催者が負担する。遠方からの参加者も参加しやすいよう、会場までの交通費や宿泊費の一部を主催者が負担するという。 ラ・ディッタの小里社長は、「三陸や広島の漁師の方やオイスターバーの方など、さまざまな方に参加していただいて、世界大会に挑戦して欲しい」と呼びかけた。参加応募は8月31日締め切り。問い合わせは、03-5403-4853(ラ・ディッタ)まで。 (中野宏一/THE EAST TIMES)