熊谷で「ザ・コレクターズ」加藤ひさしさん写真展 限定グッズ販売も
熊谷市出身のミュージシャン・加藤ひさしさんの英国ロケ写真展「グレートdeブリテン~The Attractions of Now I'm 64~」が11月6日、八木橋百貨店(熊谷市仲町)カトレアホールで始まった。(熊谷経済新聞) 【写真】ユニオンジャック柄のステージ衣装がずらりと並ぶ ロックバンド「THE COLLECTORS(ザ・コレクターズ)」のリーダーで、ソングライターとしても矢沢永吉さん、小泉今日子さん、藤井フミヤさんなどに楽曲や歌詞を提供する加藤さん。1960年代に英国で流行した音楽やファッション、ライフスタイル「MOD(モッズ)」文化を継承するアーティストとしても知られる。 同日発売の自伝本「イギリスカブレ」を記念して同店が企画した写真展。長年にわたって訪れた英国でのオフショットやロケ写真を中心に、写真パネル、愛用の楽器やステージ衣装、スクーターなど約120点を展示する。会場にはユニオンジャック柄の加藤さんの衣装を着て写真撮影ができる「なりきりひさし」コーナー、ハートのキングになれる顔出しパネルを設置。ニューアルバム、自伝本のほか、Tシャツやトートバッグ、マスコットベア、イギリスサブレ(紅茶味)などのグッズ販売もある。 6日に行われたギャラリートークでは、加藤さんがツアーガイドになって展示作品を解説。集まった200人の来場者を引き連れて約1時間会場を案内し、旅行中に英国の田舎町で体験した出来事、ガイドブックには載っていない店やお薦めスポットなどを披露した。「(本のタイトル通り)カブレてるでしょう?」「相当カブレてますね」と自身を評して笑いを誘う場面もあった。 数十年来のファン同士で来場した女性は「会場が広くて衣装が圧倒的にかっこよかった」「最近ファンの年齢層が幅広い。加藤さんのモッズ文化を貫く姿勢は若者にも支持されていると思う。コレクターズは他には類を見ないバンド。今もあの声は凄い」と興奮気味に話した。県外から訪れた男性は「若い頃、偶然聴いた曲がきっかけで興味を持ち、長年ファンを続けている。最近ライブにも音楽イベントにも参加するようになった。世界観が好き。末永く続けてほしい」と話した。 中学2年の時にビートルズを聞いたことがきっかけで、英国文化に興味を持ったという加藤さん。普通過ぎる人生を送りたくないという思いから、モッズに憧れを抱き、独自の生き方を追求するようになったという。「熊谷は生まれ育った土地で、英国文化に触れるきっかけを与えてくれた街。活動が東京に集中しがちな中、熊谷からも影響を与えたいという思いがある」と話す。 期間中、小林哲也熊谷市長との対談(9日)やトークショー「写真集ここだけの話」(10日)、バンド「ザ・ビートモーターズ」メンバーで熊谷出身の秋葉正志さんとのアコースティックライブ(9日・10日)を行う。各イベント終了後には対象商品購入者へのサイン会を開く。 開催時間は10時~18時30分(最終日は16時まで)。入場無料。11月11日まで。
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