3回見た「ロボット・ドリームズ」:総まくり2024年
2024年もたくさんの映画が、私たち映画ファンを楽しませてくれました。ひとシネマのライター陣が、映画、動画配信サービスの作品から今年の10本、そして2025年への期待を語ります。 【写真】スペイン出身監督が手がけたアニメが多くの日本人を魅了! 「ロボット・ドリームズ」の一場面
ライター・きどみさんが選んだ今年の10本
「哀れなるものたち」(ヨルゴス・ランティモス監督) 「夜明けのすべて」(三宅唱監督) 「ルックバック」(押山清高監督) 「化け猫あんずちゃん」(久野遥子監督・山下敦弘監督) 「劇場版モノノ怪 唐傘」(中村健治監督) 「ラストマイル」(塚原あゆ子監督) 「きみの色」(山田尚子監督) 「ナミビアの砂漠」(山中瑶子監督) 「ジガルタンダ・ダブルX」(カールティク・スッバラージ監督) 「ロボット・ドリームズ」(パブロ・ベルヘル監督) ※公開順
アニメが結んだ日本と世界
「ルックバック」や「化け猫あんずちゃん」など人気原作から、「劇場版モノノ怪 唐傘」や「きみの色」などのオリジナルまで、2024年もアニメ映画が大豊作であった。中でも一番印象に残っているのが、3回映画館で見た「ロボット・ドリームズ」。スペイン出身のパブロ・ベルヘル監督が日本のアニメを参考に作った本作が日本で公開され、自分を含めた多くの日本人を魅了しているのが素晴らしい。25年も、〝日本から海外へ、海外から日本へ〟アニメをめぐるこの循環の輪がより広がってほしい。
ライター きどみ