「ハチロク」「ナナマル」「アールビーニーロク」 とか型式で呼ぶだけじゃまだまだひよっこ! 型式の意味まで理解してこそガチマニア!!
・3代目スカイラインの型式は「C10」です。
この代は日産と統合後の初となるモデルで、型式名は日産のものに統一されました。代表モデルはこれもレースで活躍して人気を博したGT-Rで、型式は「PGC10」です。 最初の「P」と2番目の「G」は組み合わせでボディタイプなどのバリエーションを表し、3番目の「C」が車種、その後の数字の組み合わせが車種の代とマイナーチェンジの順番を表しています。 頭のアルファベットは「P」が特別な仕様を、「G」が6気筒で、このふたつで「S20」型エンジンを表しています。ちなみにワゴンタイプの場合は「WC10」となっています。「W」がワゴンを表し、4気筒なので「G」が付きません。 ※この後、5代目の「C210」型までは、桁が増えますが同様の法則で続きます。
・6代目の型式は「R30」型です。
代表的なモデルというと、やはりこれもレースで活躍したRSグレードの「DR30-JFT」型でしょう。 最初の「D」がボディタイプや搭載エンジンを表し、2番目の「R」が車種、続く2桁の数字「30」がその車種の代目を表し、ハイフンの後のアルファベットがグレードや仕様を表すようです。 この代で型式が「C」から「R」に変わりました。それまではプリンス自動車の設計したシャシーで、この代から日産の開発になったからだという説がありますが、定かではありません。 頭のアルファベットですが、「D」は4気筒DOHCの「FJエンジン」です。ちなみに前モデルから継続のL型6気筒エンジンが「H」で、4気筒SOHCのZ18型エンジンが「FJ」です。なぜFJエンジンが「D」なのかは謎です。さらに、ワゴンの場合はいちばん頭に「W」が付きますので、エンジンはZ18型なので「WFJR30」となります。ややこしいですね。 ※7代目の「R31」型は同じ法則です。
・8代目は「R32」型です。
この代でまた法則が少し変わります。代表的なモデルはやはりGT-Rでしょう。型式は「BNR32」です。 最初の「B」は搭載エンジン、2番目の「N」は駆動方式と4WS、3番目の「R」が車種で、続く2桁の「32」がその車種の代目を表しています。 エンジン記号は「B」が2.6リッターツインターボ、「E」が2.5リッター、「H」が2リッターのNAとターボを表します。2番目の記号は、「N」が4WD(アテーサ制御)で、「C」が4WSのハイキャス付きを表します。