「夫から何度もお願いされて…」回収役の容疑者供述 横浜の強盗殺人
横浜市青葉区の強盗殺人事件で、現金の回収役として強盗殺人容疑で逮捕された木本未穂容疑者（30）=東京都足立区=が神奈川県警の調べに「夫から何度もお願いされて（回収役を）引き受けてしまった」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。 【写真】現場周辺の住宅街で捜査する警察官ら=2024年10月16日午後3時13分、横浜市青葉区、川村直子撮影 夫の無職康寛容疑者=同区=はオレオレ詐欺事件に関与したとして、横浜の事件後の10月19日、北海道警に詐欺容疑で逮捕されている。県警は夫の関わりについても調べる。 木本容疑者は県警に対し、夫の仲介で指示役とつながって、匿名性の高いアプリでやりとしたとも説明。詳しい指示は指示役から直接受け、都内の公園のトイレから、実行役として強盗殺人容疑で逮捕された宝田真月（まづき）容疑者（22）が搬送した現金などを回収していたという。 県警によると、木本容疑者の逮捕容疑は数人と共謀し、10月15日ごろ、後藤寛治（ひろはる）さん（75）宅で、後藤さんを暴行して殺害し、現金約20万円を奪ったというもの。「一緒に強盗をしたことは否定する」と容疑を一部否認しているという。（村上潤治）
朝日新聞社
