【ライブレポート】Hedigan's、自由に音楽を楽しんだ初の配信ライブ「Warehouse Session」
Hedigan'sが初の配信ライブ「Hedigan's "Warehouse Session"」を12月13日にYouTubeで実施した。 【ライブ写真】初の配信ライブに臨むHedigan's。 今年2月に1st EP「2000JPY」をリリースし、「FUJI ROCK FESTIVAL」をはじめとする音楽フェスへの出演、東名阪ツアー「Hedigan's Live Tour」や初の自主企画「AWAI」の開催など精力的な活動を展開してきたHedigan's。そんな充実した1年を締めくくる今回の配信ライブは、彼らが11月に1stアルバム「Chance」を配信リリースしたことを記念して行われた。 定刻になり画面が切り替わると、薄暗い倉庫に並べられた楽器や機材が映し出される。それぞれの定位置に付いた5人は「夏テリー」で静かにライブの口火を切り、続く「LOVE(XL)」では栗田将治(G)が弾くブルージーなギターソロに、河西“YONCE”洋介(Vo, G)が艶やなシャウトを乗せて視聴者を魅了。5人はダンサブルなベースラインで始まる「グレー」で心地よいグルーヴを生み出すと、「その後...」のアウトロでは栗田、本村拓磨(B)、栗田祐輔(Key)が原曲にはないドゥーワップ風のコーラスを重ねていく。メンバーが紡ぐ盤石のアンサンブルに身を委ねたYONCEは、楽しそうに体を揺らしながら野性味あふれる咆哮を響かせた。 ライブ中盤、Hedigan'sはミディアムナンバー「カーテンコール」「再生」を繰り出すと、哀愁感漂うメロディとアダルトなボーカルでセンチメンタルなムードを演出する。画面越しにも伝わる余韻の中で披露されたのは、静寂と混沌が同居するサイケデリックナンバー「敗北の作法」。5人は大内岳(Dr)が刻むタイトなビートを軸に阿吽の呼吸で音を重ねていき、視聴者を幽玄で浮遊感漂う音の世界へと導いた。ザラついた画面の中、Hedigan'sは「O'share」でロックスター然としたパフォーマンスを届け、笑顔でステージを去っていった。 またHedigan'sは1月15日に「Chance」のCD盤をリリース。25日の神奈川・Yokohama Bay Hallを皮切りに、全国8カ所を巡るワンマンツアー「Hedigan's "TOUR Chance"2025」を開催する。 ■ Hedigan's "TOUR Chance"2025 2025年1月25日(土)神奈川県 Yokohama Bay Hall 2025年2月1日(土)福岡県 BEAT STATION 2025年2月9日(日)埼玉県 HEAVEN'S ROCK Kumagaya VJ-1 2025年2月11日(火・祝)宮城県 darwin 2025年2月15日(土)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO 2025年2月16日(日)大阪府 BIGCAT 2025年2月23日(日・祝)北海道 cube garden 2025年3月2日(日)東京都 Zepp Shinjuku(TOKYO)