草刈正雄、映画「復活の日」で共演のオリビア・ハッセーさん訃報に「優しさ決して忘れない」
俳優の草刈正雄が、27日に死去した女優オリビア・ハッセーさんを悼んだ。 草刈とハッセーさんは、1980年に公開された映画「復活の日」(深作欣二監督)で共演。草刈は南極・昭和基地の観測隊員で、地震研究を続けていた地質学者の主人公・吉住を、ハッセーさんはノルウェー隊の隊員で吉住に好意を抱くマリトを演じていた。 草刈はハッセーさんを「あなたの優しさは決して忘れません」と追悼。関係者によると、今はこの言葉しか伝えることができないとの事で、ショックの大きさをうかがわせた。 「復活の日」は、小松左京さんの同名小説が原作。猛毒ウイルスと核ミサイルにより人類滅亡の危機が迫る中で、唯一ウイルスの脅威から逃れた南極隊員たちが生き残りをかけて奮闘する姿を描くSF大作としてヒットした。ハッセーさんの役は当初は別の女優が演じる予定だったが、極寒の南極ロケに耐えられないと辞退。代役としてハッセーさんに出番が回ってきたものだった。
報知新聞社