13歳Neil、パワフルな歌声と繊細な演奏で魅せる! 沖縄アクターズスクール期待の新星が武道館へ
ステージに登場した途端、ハッピーな空気があふれ出す13歳のNeil。はじけるようなダンスとパワフルなボーカルで観客をあおるかと思えば、ウクレレやギターの繊細な弾き語りで、自作を披露する多才ぶりだ。 【写真】ポーズを決めるNeil 2024年に自ら作詞した「Someday」でデビュー。夢や希望に向かって進んでいる世界中の人々を明るく応援する楽曲だ。初ミニアルバム「HAPPY BOX」にも 、いろんな人とハッピーをシェアしたいとの思いを込めた。収録曲の「君と」は作詞作曲だけでなく、ウクレレ、ギター、ベース、ドラム、パーカッションなどの全楽器を自分自身で演奏している。 「自分の一番の成長のきっかけはコロナなんですよね。緊急事態宣言やステイホームで、家にいることが多くなって、その時に楽器を練習しました」。どんなときでも前向きな姿勢がまぶしい。 自分の世界を自由に表現できる作詞作曲に加え「考え過ぎずに、感じたことを踊る」ダンスにも力を入れている。 憧れは、世界的ヒットメーカーのブルーノ・マーズ。来日コンサートは最高だったという。「最高」なのはブルーノ・マーズだけでなく、歓声を上げて盛り上がるファンの雰囲気もだ。「その中心になりたい?」と水を向けると「はい」とはっきり返事をした。 数々のスターを輩出して伝説をつくった沖縄アクターズスクールの新世代を担う存在として期待を集める。「ちゃんと責任を持って、中途半端には終わらせない」と表情を引き締める。 夢はブルーノ・マーズとコラボすること。「自分の曲を歌ってほしいというより、一緒に作りたい」。大きな夢だが意外と早くかなえてみせてくれそうだ。(社会部・真栄里泰球) ニイル 2011年6月8日、沖縄県出身。ミュージシャン、カメラマンとして活動する両親を持ち、音楽、アートに触れて育つ。23年に再始動した沖縄アクターズスクールの第1期生オーディションに合格。24年デビュー。25年は3月16日に東京都の日本武道館で開催される「沖縄アクターズスクール完全復活祭」にも出演する。