【ALS裁判】「父親を殺す方法をメールで教えられた」共謀の元医師が証人出廷 医師の大久保被告は「部屋に入ると心肺停止だった」と無罪主張
難病ALS患者への嘱託殺人や、知人の精神疾患のある父親を殺害した罪に問われている大久保愉一被告の裁判に、共謀したとされる元医師・山本直樹被告が証人出廷しました。 【裁判振り返る】「あぼーんしないかね」メール150通に見え隠れする『医師の思想』 山本被告は、「父親を殺す方法をメールで教えられた」と証言しました。 起訴状などによりますと、医師の大久保愉一被告(45)は元医師の山本直樹被告(46)らと共謀し、山本被告の父親である靖さん(当時77)を殺害したなど罪に問われています。 きょうは、すでに有罪判決を受けている山本被告が検察側の証人として出廷し、「大久保から父親を殺す方法を教えるメールが届いた」と述べました。 また、靖さんに精神疾患があると大久保被告に伝えると「『火葬場に直行させる最中に殺して、焼いてしまえばいいじゃないか』と大久保から提案された」とも証言しました。 一方、大久保被告側は、「車で山本被告を送り、部屋に入ると、靖さんは心肺停止だった」と無罪を主張しています。