「突発的な音に恐怖」 通常の2~3倍の聞こえ方にも? “聴覚過敏”の生きづらさ 医師「慢性期になると耳だけの問題ではなくなる」、治療法は
耳栓などによる予防のほか、治療法はあるのか。坂田氏は「音響療法」の手法を取り入れている。「特徴をうまくコントロールして、音響を使って過敏を取る。音を遮断して、なるべく聞かないようにするのが今のスタンダードではあるが、私たちは音の環境に順応させる手段をとっている」。聴覚過敏の判定には「どの周波数帯に異常を感じるかの検査がある。いくつか幅がある人もいれば、ピンポイントの人もいる」ということだ。 治療にはどの程度の時間を要するか。「アレルギーの有無や便秘、睡眠など、患者の背景にもよるが、軽いと3カ月程度で、重いと半年や1年スパン」とするが、「諦めず続ければ必ず改善の道はある」と語った。(『ABEMA Prime』より)