【注目2歳馬】雨の新馬戦をキズナ産駒サトノシャイニングがV 馬場も苦にせず上がり33.7の瞬発力を見せる
ラスト11.9-11.9の流れを好位から楽勝
同日4Rはダート1400m新馬戦(牝馬限定)が組まれており、関東から狙いを定めて出走してきたナダル産駒のプロミストジーンが勝利した。 スタートは出遅れたが12.5-11.8-13.0-13.2とペースがかなり落ち着いたことで、勝負所では4番手の外まで楽にポジションを押し上げた。抜群の手応えのまま直線に向くと、川田将雅騎手が軽く仕掛けただけで楽に先頭へ。最後まで余裕十分で後続に1馬身半差をつけた。それでいながらラストは11.9-11.9でまとめ、ここでは力が違ったというレースぶりで高い能力を秘めていそうだ。
エリキングが着差以上の勝ち方で2勝目
21日(土)中京8Rの野路菊Sは、6月の新馬戦を勝ったときに注目2歳馬として取り上げたエリキングが勝利。前走から馬体重を14kg増やし498kgで出走。今回もスタートが遅く、序盤は若さを見せる場面もありながら、最後はジョバンニの追い上げを凌ぎ切った。同馬は小倉芝1800mの新馬戦を先行し、早め先頭からラスト11.6-11.2と加速ラップで勝利した素質馬だ。 今回は5頭立てで1000m通過1:04.1とスローペース。勝ちタイム2:02.8は遅いものの、半馬身差という着差以上に余裕があった。勝ったエリキングはさらに上でも戦える素質を改めて見せた内容だったと言える。 ライタープロフィール 三木俊幸 編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
三木俊幸