令和ロマン「M-1グランプリ」連覇記者会見「できたー! いいM-1だったなー!」
令和ロマンが本日12月22日、ABCテレビ・テレビ朝日系で生放送された「M-1グランプリ2024」で昨年に続いて優勝し、大会史上初の連覇を達成。第20代王者の称号と賞金1000万円を手にした。この記事では東京・テレビ朝日で行われた優勝会見の様子を伝える。 【画像】「M-1グランプリ2024」で昨年からの連覇を果たし、紙吹雪を浴びる令和ロマン 本日の「M-1」決勝で令和ロマンは「笑神籤」の結果、昨年と同じくトップバッターに。1本目にしゃべくり漫才を披露し、ファーストラウンド2位で最終決戦に進出した。最終決戦では、3位通過の真空ジェシカ、令和ロマン、1位通過のバッテリィズの順にネタを披露。コント漫才で審査員9名のジャッジの結果、5票を獲得して3票のバッテリィズ、1票の真空ジェシカを上回り王者となった。 ■ 令和ロマン コメント ──優勝おめでとうございます! 率直な感想は? くるま:「去年もやったなあ」と思いました。 ケムリ:サイテー! くるま:「まったく同じ景色だなあ」と思いました。 ケムリ:うれしかったでしょう? くるま:本っ当にうれしいもんですな! マジでもう誰もしないんじゃないですか? できないとかじゃなくて、めんどくさいから! ケムリ:僕は歴史に名を残すのが好きなのでめちゃくちゃうれしいです。 ──「M-1が盛り上がればいいんだ」というお話を常日頃くるまさんがされています。今大会、すごく盛り上がったと思うんですが、もし最終決戦で敗れていたとしてもよかったと思えていたでしょうか? くるま:最終決戦の3組が終わった時点で、優勝ぐらいうれしかったです。「できたー! いいM-1だったなー!」ってめっちゃ思っちゃって。結果発表のときもセットとかずっと見ちゃって。「よかったなあ」って。プラスアルファ(優勝という)ご褒美をもらったという感じですかね。 ケムリ:僕は優勝しなかった場合は「なんで出たんだろう」と思っちゃったかもしれない。なので優勝できてよかったです。3組とも決勝、めちゃくちゃ盛り上がって、その中で勝てたのうれしかったです。 ──(連覇して)次の大会は出ないでしょうか? くるま:果たしてどうなんでしょうか? ケムリ:出ないでしょう? くるま:来年は出ないんでね。でもラストイヤーまであと8年あるので、いつ出てくるんだろうという恐怖で市民をおびやかそうと。 ケムリ:なんだそれ!抑止力みたいな使い方しやがって。 くるま:「M-1が盛り上がらなくなってきたら、また出るぞ」って。 ──次は出るとも出ないとも? くるま:そうですね。まだ明日の自分がどんな自分かわからないので ケムリ:えー、カッコよ! こいつ。くるまくんが出ると言ったら出ます。 くるま:それぞれユニットで出るという可能性もあります。それでもう1回優勝を争えたらかっこよくない? ケムリ:カッコいいけど、しばらくはないと思います。 ──優勝が決まってから、くるまさんの目に涙が浮かんでいたように見受けられたのですが、実際泣かれていましたか? くるま:わからないです。記憶にないです。でもめっちゃ感情は超高ぶりました。説明できないです、この感情を。ジャンルで言ったら喜びだと思うんですけど。 ──ケムリさんは泣かれていますか? ケムリ:僕は泣いてはないんですけど本当にうれしくて「終わったー!」という気持ち。僕は去年優勝した時点でもう出ないと思って今年出てるので、(受験の)浪人が終わったという気持ちです。達成感がありました。 ──トップバッターになったときの心境と、今年も出番によってネタを変える用意は? くるま:出番によってネタを変える予定はなくて。まさか2年連続1番とは思ってなくて、引かれた瞬間「ひふみん!」(笑神籤をひいた柔道の阿部一二三選手)と思いました。 ケムリ:加藤一二三さんみたいな言い方。 くるま:マジでさすがに終わったと思いました。2年連続優勝より2年連続トップバッターからファイナルラウンド行くほうがムズそう。 ケムリ:M-1がまったく得のないヤラセをしているのかと思いました(笑)。 ──M-1を目指すと漫才の質は変わってくる? くるま:去年優勝したのでさらにいいネタをしなきゃなと。去年をさらに高めることに、結果的になりました。 ケムリ:M-1チャンピオンとして1年間過ごさせてもらって大きな舞台もたくさん経験したので漫才師としての厚みにつながったのかなと思います。 ──1本目のつかみでくるまさんが「終わらせに来ました」と言っていて、これを言うのは決めていましたか? くるま:「終わらせに来ました」みたいなのは準決勝のつかみで、直前にこのスーツを着てみたら肩が上がりすぎていたので「言わなきゃな、処理しなきゃな」と。 ケムリ:あと今日、事前のVが俺たちをすごい感じにしていたので。 くるま:言うか迷って、出ていったら思っていたよりシーンとなっていたから言わなきゃと思ってギリギリで出ました。「ツッコんでくれえ!」と思っていました。 ──優勝賞金については? ケムリ:去年は僕がくるまに全部渡したので、今年はくるまが全部くれました。なんとかトントンにできました。大損するところでした。 ──M-1の分析について今年はどういう思い? くるま:マジで言うと分析したとしても、1回(決勝に)出たやつのデータが、NON STYLEさんがありますけど、2015年以降だと環境がいろいろと違うから、小手先のことを考えるより自分たちを高めるほうが勝率が高いと判断したので。自分たちに重きを置いて、とにかく劇場でウケるし面白いやつをちゃんとやろう、ということです。 ■ 「M-1グランプリ2024」ファイナルステージ審査結果 中川家・礼二:バッテリィズ 海原ともこ:令和ロマン アンタッチャブル柴田:令和ロマン かまいたち山内:令和ロマン NON STYLE石田:令和ロマン オードリー若林:バッテリィズ 笑い飯・哲夫:バッテリィズ ナイツ塙:真空ジェシカ 博多大吉:令和ロマン □ 最終順位 1位:令和ロマン(最終決戦5票 / 850点) 2位:バッテリィズ(最終決戦3票 / 861点) 3位:真空ジェシカ(最終決戦1票 / 849点) 4位:エバース(848点) 5位:ヤーレンズ(825点) 6位:トム・ブラウン(823点) 7位:ダイタク(820点) 7位:マユリカ(820点) 9位:ジョックロック(819点) 10位:ママタルト(812点) ■ ファーストラウンド得点 令和ロマン 850点(中川家・礼二 93点 / 海原ともこ 97点 / アンタッチャブル柴田 95点 / かまいたち山内 96点 / NON STYLE石田 96点 / オードリー若林 94点 / 笑い飯・哲夫 90点 / ナイツ塙 93点 / 博多大吉 96点) ヤーレンズ 825点(中川家・礼二 90点 / 海原ともこ 94点 / アンタッチャブル柴田 91点 / かまいたち山内 91点 / NON STYLE石田 92点 / オードリー若林 92点 / 笑い飯・哲夫 91点 / ナイツ塙 92点 / 博多大吉 92点) 真空ジェシカ 849点(中川家・礼二 94点 / 海原ともこ 95点 / アンタッチャブル柴田 94点 / かまいたち山内 97点 / NON STYLE石田 95点 / オードリー若林 93点 / 笑い飯・哲夫 90点 / ナイツ塙 94点 / 博多大吉 97点) マユリカ 820点(中川家・礼二 91点 / 海原ともこ 96点 / アンタッチャブル柴田 89点 / かまいたち山内 90点 / NON STYLE石田 91点 / オードリー若林 91点 / 笑い飯・哲夫 88点 / ナイツ塙 91点 / 博多大吉 93点) ダイタク 820点(中川家・礼二 92点 / 海原ともこ 94点 / アンタッチャブル柴田 88点 / かまいたち山内 92点 / NON STYLE石田 90点 / オードリー若林 92点 / 笑い飯・哲夫 89点 / ナイツ塙 93点 / 博多大吉 90点) ジョックロック 819点(中川家・礼二 93点 / 海原ともこ 95点 / アンタッチャブル柴田 88点 / かまいたち山内 93点 / NON STYLE石田 89点 / オードリー若林 90点 / 笑い飯・哲夫 91点 / ナイツ塙 91点 / 博多大吉 89点) バッテリィズ 861点(中川家・礼二 97点 / 海原ともこ 97点 / アンタッチャブル柴田 96点 / かまいたち山内 96点 / NON STYLE石田 97点 / オードリー若林 95点 / 笑い飯・哲夫 95点 / ナイツ塙 93点 / 博多大吉 95点) ママタルト 812点(中川家・礼二 93点 / 海原ともこ 92点 / アンタッチャブル柴田 89点 / かまいたち山内 93点 / NON STYLE石田 90点 / オードリー若林 89点 / 笑い飯・哲夫 89点 / ナイツ塙 89点 / 博多大吉 88点) エバース 848点(中川家・礼二 96点 / 海原ともこ 94点 / アンタッチャブル柴田 93点 / かまいたち山内 94点 / NON STYLE石田 96点 / オードリー若林 94点 / 笑い飯・哲夫 93点 / ナイツ塙 94点 / 博多大吉 94点) トム・ブラウン 823点(中川家・礼二 89点 / 海原ともこ 94点 / アンタッチャブル柴田 87点 / かまいたち山内 90点 / NON STYLE石田 88点 / オードリー若林 93点 / 笑い飯・哲夫 92点 / ナイツ塙 95点 / 博多大吉 95点) (c)M-1グランプリ事務局