【経験者は語る】しごでき政治家を選ぶ方法(選挙妨害)
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年5月5日に公開された動画のテーマは「選挙妨害の封じ方」。ゲストの石丸さんと豊田さん、そしてMC鈴木邦和の、選挙戦の経験がある3人が語ります。4月28日放送の、衆院補選の開票特番からお届けします。 【このトピックのポイント】 ・「仕事のできる政治家」が持つべき2つの資質とは? ・政治家は選挙期間だけでは選べない?現行制度の問題とは ・東京15区補選の選挙妨害。どうやって対策すればいい?
有権者は「仕事のできる」政治家をどう見抜けばいい?
今回の開票特番では、選挙以外にも、選挙経験があるゲストのお二人にさまざまなお話しを伺いました。まずは、政治家の選び方です。 MC鈴木邦和「仕事のできる政治家の見抜き方はどうしたらいいのでしょう?ストーリーがあることとか?」 豊田真由子氏は、プロフェッショナルとしての強みと、困難を乗り越えた経験が必要と語ります。 豊田真由子氏「政治の世界に来る前に、プロフェッショナルとして、大変なことや乗り越えたことを含めて、自分はこれができるんだという武器を持って政治に来なきゃダメだと私は思うんです」 石丸伸二氏「それです!」 政治家になった時点で、皆政治家として横並びになります。その中でほかの人にはできない武器を持っていなければいけない、と豊田氏は力説します。 でも、実際に多くの政治家は前職があり、「政治しかやっていない人のほうが少ない。その中でも善し悪しがあるじゃないですか」とMC鈴木邦和は問いかけます。 MC鈴木「やはりここの判断は人によって違うな、有権者のためになるならないという点は何ですか?」 石丸氏は、「芯」や「軸」があるかないかが大事と語ります。 石丸氏「芯や軸がないと、選挙で何かのはずみで当選したとしても、あとで有権者が困ると思うんです。ふらふらしよったら、投票して勝っちゃったけど責任取れないだろ、ということが、国政でも地方の政治でもあるんです。だから、芯をもった政治家が本来は評価されるべき」 ただ、「評価される方法が難しい」と豊田氏が引き取ります。 豊田氏は、これまでも、日本の与党は、政治家になり閣僚になるというステップや、評価する基準が明確にされず、ブラックボックスで決められていることを問題視してきました。 豊田氏「私心がない、国家国民のために、といった精神的なものが具体的にどういったものかを示すのが難しい。そこをちゃんとしないから、日本の政治はぐだぐだになっていくと思うんですよ」 豊田氏は、まずは目の前の問題を理解して、分析して、判断する力が必要で、加えてそれぞれの専門分野があるべきだと主張します。 豊田氏「わけわからない人に判断されたら、日本はたいへんじゃないですか。でもそれは……えらい多いですよ」