健康を考えた減塩レシピ(1)「秋のトマト味噌ほうとう」 山梨学院短大の学生が考案
健康をテーマにしたSDGsの取り組みとして「減塩」を考えます。 山梨県民の20歳以上の一人1日あたりの食塩摂取量です。男性は11.3g、女性は9.8gでどちらも全国平均より高い状況です。 「塩分をとりすぎると高血圧のリスクが高くなり脳梗塞や心筋梗塞の発症にもつながりかねない」ため塩分を減らす工夫が大切です。 【写真を見る】健康を考えた減塩レシピ(1)「秋のトマト味噌ほうとう」 山梨学院短大の学生が考案 きょうから3日間、山梨学院短大の学生が考案した減塩レシピを紹介します。 初回は塩分4割カット!郷土料理のほうとうを大胆にアレンジした簡単レシピです。 考えてくれたのは食物栄養科の2年生長田望愛さんと藤原歩美さん。 「秋の味覚が楽しめるトマト味噌ほうとうを紹介します」 「ひと工夫でほうとうが洋風に変わり、減塩もしっかりできます」 材料です。 「ポイントはこのほうとうの麺です。食塩不使用になっています」 「調味料も減塩を意識しました」 カボチャ、シイタケ、ニンジンなどほうとうの定番具材にトマト缶をどう生かすのでしょうか。 早速、調理開始! 鍋を熱し、オリーブオイルとみじん切りにしたニンニクを炒めて香りを出します。鶏もも肉を加えて炒め熱が通ったら薄く切ったニンジン、一口大のサツマイモ、カボチャ、それにシイタケを加えてしばらく炒めます。そこにトマト缶を投入! 「トマト缶を使うことで簡単に濃厚なトマト風味のスープが作れ減塩にもつながります」 食塩不使用の顆粒だしで作ったかつおだしを加え煮つめていきます。この間に別の鍋で麺を指定の時間茹でましょう。 具材の野菜に火が通ったら減塩味噌をとき入れてみりんと減塩しょうゆを加えて味を整えます。茹で上がった麺と、豆腐、長ネギを入れてさらに煮込みます。 ひと煮立ちさせてコショウを入れ盛り付けます。 最後に茹でておいたほうれん草をのせたら彩り豊かなほうとうの完成です。 一般のほうとうより食塩相当量を4割カットできました。 「減塩だけれどトマトの酸味がいかされていておいしくできた」 「旬な野菜がたくさん入っていてボリューミーでおいしい」
最後に病院で栄養指導にも携わった管理栄養士の青木慎悟先生の減塩ポイントです。 「子どものころからの塩分の積み重ねが年を重ねたときの血圧の高さにつながってくる。高血圧ですよといわれていない間からしょっぱいものばかり食べ過ぎていないかな、と少しでも気を使っていただけるといいかなと思う」
テレビ山梨